『千鳥の鬼レンチャン』への出演や、Netflix『隣の国のグルメイト』で松重豊と共演するなど、日本での注目が高まっている歌手ソン・シギョンの元マネージャーAが、業務上横領の疑いについて不送致処分を受けたことが分かった。
12月12日、韓国メディア『スポーツ京郷』の報道によると、ソウル・永登浦警察署は最近、Aに適用されていた業務上横領の容疑について不送致を決定し、捜査を終結したという。
警察は「被害者であるソン・シギョン所属事務所の関係者と連絡を取ったが、被害者側はAに対する処罰を望まず、これ以上の捜査も希望していなかった」と説明。さらに「Aの嫌疑を断定することが難しく、捜査を継続しても不送致決定が明白であると判断され、これ以上の捜査を進める必要はないと結論づけた」と付け加えた。
ソン・シギョン所属事務所のSKジェウォンは11月、「ソン・シギョンの元マネージャーは在職中、業務を遂行する過程で会社の信頼を裏切る行為を行ったことが確認された。内部で調査した結果、事案の深刻性を認識し、正確な被害規模を確認しているところだ。現在、当該社員は退社した状態」と発表した。
Aはソン・シギョンと20年近くにわたって仕事をし、コンサート、テレビ、広告、イベントなどの実務全般を担当してきた人物。ファンにも知られる人物で、家族のような関係だったとされている。ソン・シギョン自身もYouTubeコンテンツで親しげな姿を頻繁に見せたり、結婚式費用を全額支援していたほどの関係だった。
しかし、Aは関係者向けのチケットを横流しして販売し、数億ウォン(数千万円)の利益を得ていたことが、第三者の告発によって発覚。12月10日にソウル・永登浦警察署に提出された告発状には、「ソン・シギョン事件は、アメリカ全土で話題となった“大谷翔平の通訳”の事件を想起させる。著名人の信頼を悪用して私益を追求する行為は、断固として処罰されるべきだ」「ソン・シギョンの業界内での地位を考慮すると、被害額は少なくないと予想されるだけに、捜査機関が徹底した捜査を行い、特定経済犯罪加重処罰法の適用可否まで綿密に検討し、厳正に処理してほしい」と記されていた。
(記事提供=OSEN)
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