韓国の女優として、初めて「離婚発表」を行い、「年上年下カップル(女性が年上のカップル)」や「できちゃった婚」など、20年前からトレンドを先取りした人物が話題だ。
12月9日に放送されたSBSのトークバラエティ番組『靴を脱いでバツイチフォーメン』(原題)には、女優のファン・シネが出演。番組MCたちが「韓国の女優として初めて離婚を正式発表した」と紹介すると、彼女はこれを認めた。
MCのイ・サンミンは「ファン・シネは早くからハリウッドスタイルだった。なんと20年前に、女優として初めてだった」と付け加えた。
これに対しファン・シネが「私が最初に発表したのですか?」と笑いながら尋ねると、イ・サンミンは「私は2005年8月に男性歌手として初めて離婚のプレスリリースを出した。女優としては2005年2月のファン・シネが最初だ」と説明した。
ファン・シネは「当時、娘が小学校に入学する直前だった。学校に通い始めたら記事が出ると思った。子どもはそのとき、離婚が何かわからないが、家に帰れば両親が話すだろうし、傷つくのではないかと心配だった。いっそ入学前に知らせたほうがいいと思った」と述べ、離婚発表を先に行った背景を説明した。
するとイ・サンミンは「これで終わりではない。俺たちはファン・シネ姉さんの前でひざまずくべきだ」と冗談を言い、「バツイチ、年下男性との交際、できちゃった婚まで、話題になることは全部先にやっていた」とファン・シネの過去を取り上げた。
するとファン・シネは「私たちの時代は“年上年下カップル”があまりいなかった。相手が3歳年下だったが、当時は2歳年下だと言っていた」と語り、当時の苦労を吐露した。
続けてファン・シネは「最近は婚礼準備品の代わりに“赤ちゃんを授かること”を選ぶ人がいるというが、当時は本当に始まりの頃だったと思う」とし、「周囲の視線は気にならなかった。でも、そうして産んでみたら大丈夫だったように思う。結婚するとプレゼントも届くようになって、もっと仲が良くなった」と付け加えた。
ファン・シネはまた、女優として活動している娘イ・ジニが恋愛を勧めてくると明かした。彼女は「娘が『お母さんはまだすごくきれい。恋愛しなよ』と言う。私が恋愛しているほうが娘も気持ちが楽だという」と述べ、「娘は外に出ても、周りで私の“彼氏候補”になりそうな人を探して歩いている」と話した。
これを聞いたイ・サンミンが再婚の意思を尋ねると、ファン・シネは「ない。たとえ同居しても結婚はしない。今は周りの友達が私のことをとても羨ましがっている」ときっぱり答えた。
◇ファン・シネ プロフィール
1963年12月15日生まれ。仁川(インチョン)出身。1983年にMBC公開採用タレント16期で芸能界デビュー。ドラマ『危機の男』『ベストカップル』『帰ってきたプリンセス』『楽しい我が家』『ママだから大丈夫』などで主演を務め、多数の受賞歴を誇る。その美しいスタイルを長く維持していることから「コンピューター美人」と呼ばれ、2005年には日本でもファッションブックを出版した。娘のイ・ジニも女優として活動している。
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