俳優チョ・ビョンギュが、いじめ疑惑を暴露した相手に提起した約40億ウォン(約4億円)台の損害賠償請求訴訟1審で敗訴した。本案で請求が棄却され、裁判所が暴露文を虚偽だと断定しがたいと判断したのだ。
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去る11月1日、法曹界によると、ソウル中央地裁民事合議37部(イ・サンウォン部長判事)は、チョ・ビョンギュと元所属事務所HBエンターテインメントが暴露者A氏を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、原告の敗訴という判決を下した。
チョ・ビョンギュ側は「A氏が虚偽の文章を公開し、広告・ドラマ・映画・バラエティ番組への出演が取り消されるなど、計40億ウォンの損害が発生した」として、慰謝料2億ウォン(約2200万円)を含む賠償を要求した。
しかし、裁判所は「原告側が提出した証拠だけでは、A氏の投稿が虚偽だと認めがたい」と請求を棄却した。
特に、裁判所はA氏が投稿を削除したことについて、チョ・ビョンギュ側の「虚偽であると認めた」という主張に反論した。判決文は、「投稿の削除は、告訴や巨額の損害賠償請求という恐れによるものである可能性があり、虚偽を認めた証拠と見ることは難しい」と明らかにした。
また、チョ・ビョンギュ側が提出した知人約20人のいじめを否認する陳述書も証拠として採択されなかった。
裁判所は、「彼らは全員チョ氏と韓国で関係を結んだ人々で、彼らを通じて、ニュージーランド留学時に発生したという事件の事実関係を確認することは難しい」と判断した。
今回の議論の発端は2021年2月、A氏がSNSに「ニュージーランド留学時代にチョ・ビョンギュからいじめられた」という文章を投稿したことから始まった。チョ・ビョンギュ側は「事実無根」として法的対応に出た。
なお、チョ・ビョンギュはドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』『ストーブリーグ』『悪霊狩猟団:カウンターズ』などに出演し、注目された。現在、同判決に従わず控訴し、2審がソウル高等裁判所で行われる予定だ。
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