突然この世を去った女優チェ・ジンシルさんの17周忌を迎え、息子でラッパーのチェ・ファンヒ(活動名Ben Bliss)が墓地を訪れた。
10月2日、京畿道・楊平(ヤンピョン)郡にあるカプサン公園内のチェ・ジンシルさんの墓所では、ファンや故人の母親、息子チェ・ファンヒが参列し、追悼式が執り行われた。
ある韓国メディアのインタビューに応じたチェ・ファンヒは、母の命日を忘れずに訪れるファンに対し「本当に感謝している」と述べ、「私も長い時間が経つにつれて、生活の中で母を忘れてしまうときがある。息子の私ですらそうなのに、このように母を忘れずに17回忌まで大切にしてくださり、とてもありがたく思っている」と語った。
「国民女優」「万人の恋人」と呼ばれるトップ女優だったチェ・ジンシルさんは、2008年10月2日に突然この世を去った。享年39歳。2001年生まれのチェ・ファンヒが7歳のときだ。
その1年6カ月後の2010年3月には、叔父、つまりチェ・ジンシルさんの実弟である歌手兼俳優チェ・ジニョンさんも突然この世を去った。姉と同じ39歳の若さだった。
さらにチェ・ジンシルさんと離婚した前夫、チェ・ファンヒの父親であるチョ・ソンミンさんも2013年1月6日に突然亡くなった。チョ・ソンミンさんは、かつて読売ジャイアンツでプレーしたこともあるプロ野球選手だ。奇しくも彼も享年39歳だった。
チェ・ファンヒは、7歳で母を、8歳で叔父を、11歳で父を見送ったことになる。なお、チェ・ファンヒには2歳下の妹チェ・ジュンヒがいる。
前出の韓国メディアに「母も、そして叔父も素晴らしい方々だった分、私も一生懸命頑張って、母や叔父のファンの皆さんに、楽しく幸せに、そして成功して生きる姿をお見せしたい」と話したチェ・ファンヒ。
故人たちの意思を継ぎ、懸命に歩もうとするチェ・ファンヒの姿は、時を経てもなお色あせないチェ・ジンシルさんの存在を静かに映し出している。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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