韓国SBSのサッカーバラエティ組『ゴールを決める彼女たち』(原題)が、再び“やらせ疑惑”に揺れている。
今回問題となっているのは、FC九尺長身とFCワンダーウーマンの一戦。両チームは8月27日に放送されたリーグ決勝戦で対戦し、FC九尺長身が2-1で勝利。創設以来、初の公式大会優勝となった。
しかし、同回の放送後、FCワンダーウーマンのエースである眞嶋優に対する主審の偏向判定や、編集による“やらせ疑惑”が浮上した。
31日に公式ホームページで公開されたスコアによると、後半12分に眞嶋がイエローカードを受けたと記録されていた。しかし放送ではそのシーンが一切流されず、視聴者からは「なぜ警告を受けたのか分からない」と疑問の声が噴出した。
さらに、FC九尺長身のチャ・ソリンがドリブル中の眞嶋を引っ張るようなアクションを見せたにもかかわらず、ファウルは宣告されなかった。
加えて、これまでの放送では選手や審判団の入場シーンが必ず放送されていたが、今回の決勝では編集で削除され、審判団の氏名も表示もされなかった。こうした点も“やらせ疑惑”を強める要因となっている。
同番組は過去にも、2021年12月に行われたFC九尺長身とFCワンダーウーマンの対戦で、事実と異なる編集が行われていたとして物議を醸した経緯がある。
スポーツの公正性が重視される中で、試合操作はあってはならない行為だ。怒りを募らせた視聴者の間からは「番組を打ち切るべきだ」との声まで上がっている。選手たちの努力と情熱に再び冷や水を浴びせることとなった今回の疑惑に対し、制作陣がどのような立場を示すのか注目されている。
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