ラスト1話を残して、なんとか視聴率0%台から抜け出した。
日本ではLeminoなどで配信中のドラマ『僕の彼女がイケメンになりました』の話だ。
同名のウェブ漫画を原作とした『僕の彼女がイケメンになりました』は、一夜にしてイケメンになってしまった彼女ジウン(演者アリン)と、そんな彼女を諦められない“彼女命”のユンジェ(演者ユン・サナ)が繰り広げるロマンスを描く。
出演者にはASTROのユン・サナ、OH MY GIRLのアリン、LOONA出身のチュウ、俳優ユ・ジョンフと豪華な顔ぶれが揃い、期待は大きかった。
実際、ユン・サナは制作発表会で「視聴率10%を超えたらファンミーティングを開催する」と意気込んでいた。またチュウも「12%を突破したらドラマグッズを制作して視聴者の皆さんに配る」と約束した。
しかしファンミもドラマグッズも夢のまた夢という、厳しい現実に直面している。
新たな青春ロマンスの誕生を期待された『僕の彼女がイケメンになりました』は、7月23日の第1話から視聴率1.7%(ニールセンコリア)と低調だった。しかも、今になってはこれが最高の数字だ。
以降、第2話1.1%、第3話1.4%、第4話1.2%、第5話1.0%、第6話1.1%と続き、第7話では0.9%と、ついに0%台にまで視聴率が落ち込んだ。さらに第8話1.1%を経て、第9話0.9%、第10話0.5%と、ラスト2話を前に最低視聴率を更新した。
8月27日に放送された第11話こそ1.1%と、なんとか0%台を脱出したが、当初の期待からは程遠い結果だ。最終話(第12話)で、第1話の1.7%を超えられるか注目される。
ただ、この低調な結果に対して、『僕の彼女がイケメンになりました』だけの問題ではないという見方もある。同作と同じ枠、つまり「KBS2の水木ドラマが呪われている」という声があるのだ。
事実、同枠で今年2~3月に放送された『キキキキ』も第1話の2.1%が最高視聴率で、以降は0%台が続き、最終話0.3%という大コケだった。また、6~7月に放送された『主役の初体験、私が奪っちゃいました』も最高が第2話の3.4%で、成功とはいえない。
それでも、人気の高いアイドルたちを多数出演させ、『僕の彼女がイケメンになりました』で流れを変えようと努力した関係者にとっては、頭の痛い結果となった。
いずれにしても、最終話で初回1.7%を上回るのが唯一の現実的な目標となりそうな『僕の彼女がイケメンになりました』も、“水木ドラマの呪い”を断ち切れることは難しそうだ。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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