同じ頃、SBSで放映されていた『大丈夫、パパの娘だから』でドラマデビューも果たしたチン・セヨン。
2011年にはドラマ『私の娘、コンニム』でSBS演技大賞のニュースター賞を受賞し、その後も着実にキャリアを積んでいった。
2012年には『カクシタル』(KBS)と『蒼のピアニスト』、2014年には『感激時代~闘神の誕生』(KBS)と『ドクター異邦人』(SBS)といったドラマで主要な役を務めた。
当時、本紙『スポーツソウル』とのインタビューでは、「これまで演技した役の中で(『ドクター異邦人』の)ハン・スンヒが一番良い」と語っていた。
また、ドラマと並行して舞台やスクリーンでも活躍。
2013年には演劇『クローザー』で舞台に立ち、2014年には『愛の言葉』、2015年には『危険な顔合わせ』という作品にも出演した。
2015年には歌手デビューも果たしている。
そんな彼女がさらにブレイクするきっかけとなったのが、韓国では2016年に放映されたドラマ『オクニョ』なのだが、なぜ、彼女はヒロインに抜擢されたのだろうか。
その理由は、『オクニョ』の演出家であるイ・ビョンフン監督が明かしたエピソードで明らかになっている。
『宮廷女官チャングムの誓い』や『トンイ』などを手掛けて“韓国時代劇の巨匠”とされるイ・ビョンフン監督によると、こうだ。