「MOA、愛しています」
TOMORROW X TOGETHER(TXT)がファンダム“MOA”の前で、メンバー全員の再契約を直接発表し、新たな旅を始めた。8月22~23日にソウル・高尺(コチョク)スカイドームで開催された4度目のワールドツアー『ACT : TOMORROW』の初日公演で、スビンが手紙を読み上げながら所属レーベルBIGHIT MUSICとの再契約を知らせた。
スビンは「もっと長く、もっと遠くへ行こうと約束したことを守るために、メンバー全員がTOMORROW X TOGETHERとして再契約を結んだ」とし、「デビューから今日、そして僕たちの次の明日を語る瞬間まで共にいてくれてありがとう」と語った。
BIGHIT MUSICは「メンバーが多彩な活動を展開できるよう全面的に支援する予定だ」とし、「グループの物語を込めた音楽とステージが世界中に広がるよう、力強い助力者かつパートナーとして誠実に役割を果たす」とコメントした。
公演では再契約の裏話も明かされた。
スビンは「再契約の時期が近づいたときも、僕たちはすでに5人でずっと一緒にいると思っていた」とし、「些細なこと一つまで5人の意見が一致した。僕たちが一つの心であると感じられた瞬間だった」と振り返った。今回の再契約発表は、報道よりも先にステージ上でファンに直接伝えたという点で特別な意味を持った。
公演はTXTとMOAが一歩近づく祭りの場となった。メンバーたちは客席前にサプライズ登場し、『LO$ER=LO♡ER』で幕を開け、『Wishlist』『5時53分の空で発見した君と僕』へと熱気をつないだ。
『ある日頭から角が生えた』『0X1=LOVESONG』『Deja Vu』『Beautiful Strangers』など、2019年のデビューアルバムから最新アルバムまでを網羅したセットリストは、7年間の歩みを凝縮した旅路だった。
ソロステージは未来への予告編のようだった。テヒョンの『Bird of Night』は繊細な歌声で感性を揺さぶり、スビンの『Sunday Driver』は愛らしい魅力で会場を明るく染めた。
ヒュニンカイは『Dance With You』で官能的なパフォーマンスを見せ、ヨンジュンの『Ghost Girl』は退廃的なカリスマで圧倒。ボムギュの『Take My Half』は童話の主人公のような純粋なステージだった。5人の異なる色合いは、今後のソロでの活躍にも期待を抱かせた。
『星の歌』は感動的なフィナーレとなった。「永遠であれ、星の歌、僕たちの名前」というフレーズをメンバーとファンが合唱する声は、星明かりのように高尺ドームを満たし、TXTとMOAが共に作る未来への約束のように響いた。
メンバーは「MOAと共にするこれからの日々が楽しみだ。みなさんのおかげで形のない愛が見えて、その愛を分かち合えるようになった」と語り、ファンに向かって「愛している」と告白した。
ソウル公演を終えたTXTは、9月9日のサンノゼを皮切りに、アメリカ7都市、日本3都市でワールドツアーを続けていく。
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