俳優ハ・ジョンウらを脅迫した一味が初公判、元朝鮮族で主犯は中国に逃亡か

2020年05月22日 話題

俳優ハ・ジョンウやチュ・ジンモら芸能人の携帯電話をハッキングし、それを利用して数億ウォン(数千万円)の金を脅迫した犯罪者一味の初裁判が行われた。

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彼らは朝鮮族の家族であり、主犯はすでに中国に逃走したという。

5月21日、ソウル中央地裁・刑事19単独(キム・ソンフン部長判事)は、恐喝などの容疑で起訴されたキム氏とその夫パク氏、キム氏の妹夫婦など計4人の初公判を行った。彼らはいずれも朝鮮族だったが、現在は韓国国籍を取得していた。

主犯のA氏はすでに中国に逃走し、捜査当局は国際協力を通じて追跡している。

検察は、中国にいるハッカー組織が韓国芸能人の携帯電話をハッキングして脅迫し、韓国にいた4人が現金を引き出す役割を担ったとみている。

初公判に姿を現した4人はいずれも容疑を認めており、キム氏は「恥ずかしく申し訳ない。しかし息子のために保釈を申請した。息子と会えるようにしてほしい」と訴え、保釈を申請した。

この犯罪で被害を受けた芸能人はハ・ジョンウやチュ・ジンモをはじめ、映画俳優、アイドル歌手、監督、シェフなど8人と推定され、そのうち5人が6億ウォン(約6000万円)以上のお金を渡した。

チュ・ジンモ

ハ・ジョンウは捜査に協力

先立ってチュ・ジンモは去る1月、ハッキングされたテキストメッセージが公開され、芸能人としてのイメージに大きな打撃を受けた。当時チュ・ジンモの所属事務所側は、ハッキングと関連して強硬な法的対応を予告し、流布行為の自制を求めた。

ハ・ジョンウもまた、ハッキング犯の脅迫に苦しめられた。去る4月、韓国メディア『ディスパッチ』を通じて、ハッキング犯との会話の内容を公開したりもした。

ハッキング犯はハ・ジョンウに15億ウォン(約1億5000万円)を要求したが、ハ・ジョンウは警察に通報した後、テキストメッセージなどで時間を稼ぎながら捜査に協力した。

ハ・ジョンウ

一方、“n番の部屋”事件で逮捕されたチョ・ジュビンが、この事件は自分の犯行と主張していたが、事実ではないことが明らかとなった。

警察はチョ・ジュビンとの関連について「犯行手口が完全に異なっている。(芸能人の携帯電話ハッキング犯罪は)中国のボイスフィッシング犯罪の手口と考えらえる」と述べた。

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