現実的なロマンスから声優、ファンタジー作品まで…『社内お見合い』俳優アン・ヒョソプの時間が来る

2025年06月28日 話題

俳優アン・ヒョソプの時間が再びめぐってきた。

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これまで現実的なロマンスで強みを見せてきた彼が、いまやファンタジーの領域を制圧しつつある。

2023年のNetflixドラマ『いつかの君に』以降、活動がやや控えめだったアン・ヒョソプが、完璧な復帰の幕を開けた。Netflixのアニメ映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』での大ヒットの中心に立っているのだ。

韓国人でありながらハリウッド俳優に匹敵する完璧な英語の発音で、作品の魅力を一層高めたという評価を受けている。

『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』は、トップガールズグループ「Huntrix」のメンバーであるルミ、ミラ、ゾーイが、華やかなステージの裏側で世界を守るために悪霊と戦うファンタジーアニメ。アン・ヒョソプは、ボーイズグループ「Saja Boys」のジヌ役を演じた。

『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のジヌ
(画像=Netflix)『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のジヌ

ヒロイン・ルミとの微妙な感情のやり取りに加え、母と妹を見捨てたという罪悪感に苦しむ深い内面の痛みを、英語で見事に表現した。幼少期にカナダで暮らした経験が大きな助けになったという。

キャスティングもドラマのような展開だった。アン・ヒョソプが出演したSBSドラマ『社内お見合い』(2022)を後から観ていたマギー・カン監督が、彼の流暢な英語のセリフを見て出演を決めたという逸話は有名だ。

「ヒョソプ、私のジヌ。最初からこの役に一番ふさわしいと思っていた。あなたがキャスティングされたのは、私の夢が叶った瞬間だった。素晴らしい演技をありがとう。あなたの演技に私たちの目も開かされた。だからジヌにときめかずにはいられない」というメッセージを残すほど、深い愛情を注いでいる。

演技が完璧であったのはもちろん、作品自体の新鮮さと魅力も相まって、アン・ヒョソプへの関心は爆発的に高まっている。この関心は、映画『全知的な読者の視点から』(原題)へと自然に引き継がれていく見込みだ。

『全知的な読者の視点から』のアン・ヒョソプ
(写真提供=ロッテエンターテインメント)『全知的な読者の視点から』のアン・ヒョソプ

『全知的な読者の視点から』は、10年以上連載されていた小説が完結したその日、小説の世界が現実になってしまうという設定のファンタジー。唯一の読者だったキム・ドクジャ(演者アン・ヒョソプ)が、小説の主人公ユ・ジュンヒョク(演者イ・ミンホ)や仲間たちと共に、滅亡した世界で生き残るために戦う物語だ。

この作品は、ウェブ小説とウェブトゥーンの両方で記念碑的な人気を誇っている。ウェブ小説は閲覧数2億回、ウェブトゥーンは20億回を超えるなど、圧倒的な支持を集めた。豊かな想像力に基づいた設定に加え、配信文化の「投げ銭」要素や、国内外の歴史的事実を巧みに組み合わせ、現実と空想を絶妙に融合させた作品だ。

アン・ヒョソプは、人間的でありながらも着実に成長していくキム・ドクジャ役を演じる。物語を牽引する語り手であり、アン・ヒョソプの視点を通じてストーリーが進んでいく。

すでに原作が絶大な人気を誇っているため、完成度に関係なく、初期段階から多くの関心と支持を集める可能性が高い。端正なルックスからにじみ出る魅力と、人間味あふれるイメージ、俳優の枠を超えたスマートな経歴を持つアン・ヒョソプにぴったりの役どころだ。

アン・ヒョソプ
(写真提供=OSEN)アン・ヒョソプ

アン・ヒョソプは「映画が持っている哲学に関心を持った。最終的には、一人で生きる人物ではなく、皆で共に生きなければならないというメッセージが気に入った」と、本作に参加した理由を明かしている。原作の意図を正確に把握し、作品に臨んでいることがうかがえる。

なお、この作品は、すでにウェブトゥーン原作『神と共に』で大成功を収めた制作会社リアライズ・ピクチャーズの新作でもある。連続ホームランが強く期待される理由の一つだ。

アン・ヒョソプの本当の時間は、これから始まる。

◇アン・ヒョソプ プロフィール

1995年4月17日生まれ。本名ポール・アン。7歳のときにカナダに移住。高校生のとき、JYPエンターテインメントの関係者にスカウトされ、オーディションに合格。17歳で単身韓国に渡った。3年ほどJYPで練習生生活を送った後、事務所を移籍。本格的に俳優業を開始し、2015年にドラマ『ポンダンポンダン 王様の恋』でデビューした。その後は『30だけど17です』『トップマネジメント』などの作品に出演。2019年のドラマ『アビス』でミニシリーズドラマ初主演。2022年のドラマ『社内お見合い』は日本でも多くの反響が寄せられた。

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