シンガーソングライターのウンジョンが、元夫による“家庭内暴力”の瞬間を収めた映像を公開し、波紋を広げている。
ウンジョンは6月18日、自身のインスタグラムに元夫で歌手のユン・タンタンの声明に反論する長文と1本の映像を投稿。映像には、男性が激しく罵声を浴びせながら誰かに手を上げ、さらに女性の髪を掴んで食卓に叩きつけるような衝撃的な場面が収められていた。
ウンジョンは「夫の声明が発表されたあと、公の場での争いを避けようと静かに整理してきましたが、被害状況があたかも“加害の原因”のように誤解される今の流れは、新たな歪曲と沈黙の強要につながりかねないと判断し、筆を取りました」と経緯を説明した。
続けて、「夫が主張する“先に暴言や暴力を振るったのは妻”、“生活費や財産分与を一方的に負担した”という内容は事実と異なります。生活費・財産分与・ペットの飼育権に関する話も、多くの前後関係が省略されたまま伝えられています」と反論した。
さらに、「最近、協議離婚を進める中でも再び不倫の疑いが浮上し、わずかに残っていた信頼すら完全に崩れました。口先だけの謝罪と金銭補償で全てを片づけようとする姿勢に失望し、これ以上沈黙する理由はないと判断しました」と語った。
ウンジョンは「夫は感情の起伏によって暴力的な態度を繰り返し、物を投げる、テーブルを叩く、罵倒するなどの行為を続けていました。それが持続的な恐怖につながっていた」と明かした。
また、「過去の暴力で鼓膜を損傷し、後遺症に苦しんできました。その影響で音楽活動にも支障が生じ、精神的ストレスも増すばかりでした。鼓膜の後遺症で声が大きくなることがあり、自分でも制御できないことがありましたが、夫はそれを“怒鳴っている”と責めました」と回想。
「私は夫が望んでいた活動の再開、別居、離婚の手続きもすべて受け入れ、約束や義務も誠実に果たしてきました。しかし、その過程で夫の信頼を損なう行為が繰り返され、もはや事実を隠す理由は見つかりません。夫が“すべてを与えたのに暴露された”といった声明を出したことは、真の反省や責任ある態度とは思えません」と語り、法的措置を取る構えを見せている。
“ミュージシャンカップル”として注目を集めたウンジョンとユン・タンタンは、約5年の交際を経て2019年3月に結婚。当時ユン・タンタンは結婚発表の際、「バスに乗るための5000ウォン（約500円）を貸してほしいと頼んだ、何も持っていなかった問題児のような僕に手を差し伸べてくれた彼女に、今度は僕が手を差し伸べて永遠を誓いたい」と語り、話題となった。
しかし、夫婦生活は6年で終止符を打つことに。ウンジョンは6月12日に離婚を発表する際、ユン・タンタンの不倫と家庭内暴力を主張。ユン・タンタンは不倫を認めた一方で、ウンジョンの暴言や暴力、浪費癖を指摘し、離婚条件として音源収益の分配を要求されたとも主張していた。
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