韓国の人気男性グループのメンバーが“軽率発言”でファンの反感を買い、謝罪に追い込まれる事態となった。
その人物は11人組ボーイズグループTHE BOYZ(ザ・ボーイズ)のソヌ(25)。彼は6月10日、ファンとのコミュニケーションプラットフォームで「小説たちは“モックム”してラミィキューブ(ボードゲーム)でもやろう」と投稿した。
“モックム”は「モギ、クムジ(餌禁止)」を略した韓国の造語。ネット上などにおいて「特定の話題にこれ以上反応せず、無視しよう」といった意味合いで使用されることが多い。
同日、THE BOYZではジュヨンが女優シン・シアとの熱愛説を報じられていた。そのため、ソヌは「ジュヨンの熱愛説に言及しないで」という意味合いで“モックム”という単語を使用したものとみられる。
ただ、このソヌの投稿がファンの反感を買ってしまった。メンバーの熱愛説を突然耳にしたファンの心情や雰囲気をまったく汲み取れなかったとして、「空気が読めない」などの反応が続出したのだ。
このような雰囲気を受けて、ソヌはすぐに謝罪に乗り出した。11日、ファンとのコミュニケーションプラットフォームを通じて「THE B(THE BOYZのファンネーム)、僕が状況を十分に把握しないまま、軽はずみな言葉でゲームの話をしてしまった。どんな理由であれ、THE Bをもっと傷つけてしまったと思う。THE Bたちに本当に申し訳ない」と反省の意を示した。
問題は、ソヌの“炎上”が今回が初めてではないという点だ。
彼は今年4月、移動中にワイヤレスイヤホンを落とした際に「俺のエアポッズ」と発し、自分で拾わずに立ち尽くしたまま、代わりに警備スタッフに拾ってもらう映像がSNSなどで拡散されて物議を醸した。
結局、当時もソヌは「未熟な態度で不快な思いをさせてしまい、申し訳ない」と謝罪文を発表している。
ファンは自分の“推し”が炎上と謝罪を繰り返すと疲弊していくものだ。いくら反省文を綴ったとしても、それだけで解決できる問題ではない。基本的な人間性と態度が根底にある。
何より、アーティストはファンがいるからこそ、自身の存在があることを忘れてはならない。ソヌも今回の騒動を通じて、改めて自分自身を見つめ直してほしい。
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