Netflixドラマ『人間レッスン』が“大型新人”お披露目の場に。主演は『梨泰院クラス』のキム・ドンヒ

2020年05月01日 テレビ #韓国ドラマ

Netflixオリジナルシリーズ『人間レッスン』が評判を呼んでいるなか、4人の高校生に扮した俳優キム・ドンヒ、チョン・ダビン、パク・ジュヒョン、ナム・ユンスが、新人らしくない演技力で注目を集めている。

『人間レッスン』は、金のために罪悪感なく犯罪の道を選んだ高校生たちが、取り返しのつかない過酷な代価を払う過程を描いたNetflixオリジナルシリーズ。

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『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』『梨泰院(イテウォン)クラス』で、純粋な少年から嫉妬心に駆られ歪んだ姿まで、善悪を自由に操って多彩な魅力を披露してきた俳優キム・ドンヒが、2つの顔を持つ主人公ジスを熱演、真価を発揮した。

金を稼ぐという執念で組織的な犯罪を犯してきたジス。品行方正な姿の裏に隠している衝撃的な秘密は、キム・ドンヒの繊細な演技によってさらに大きな驚きを与える。

極端な選択で窮地に追い込まれたジスの乱れる感情を全身で演じ切ったキム・ドンヒは、ドラマへの投入感を上げた。

子役出身でデビュー17年目の女優、チョン・ダビンの演技も輝いている。ジスが犯した犯罪の中心に立った“ヤンキー”ミニ役として、デビュー以来、最も破格の変身を試みたチョン・ダビンは、徹底した資料調査とキャラクター分析で複雑かつ敏感な役どころを立体的に表現した。 

自分が選んだ間違った答えによって傷つき、恐怖で汚れたミニを熱演し、私たちが目を背けたかった10代の現実に正面から向き合わせる。

(写真提供=Netflix)

ドラマ『半分の半分』(原題)で情緒あふれる演技を披露したパク・ジュヒョンは、ジスの危険な同業者ギュリとしてドラマ初主演を果たした。学校では完璧な優等生だが、親に対する反発でいつ爆発するか分からない火種を胸に秘めているキャラクターだ。

パク・ジュヒョンは、本音がわからない二重性のあるキャラクターの微妙な感情を繊細な演技で表現。優等生という仮面の裏に現れるギュリの“素顔”は、緊張感を漂わせ、ドラマを盛り上げる。

ミニの彼氏で“仕事上手”のギテ役として初の悪役を披露したナム・ユンスは、柔らかな笑顔の中に残酷さを隠したキャラクターを完璧にこなし、魅力を発散した。

ミニに接する時の優しい姿と他人を苦しめる時の冷たい姿を見事に演じ分けたナム・ユンスは、いつ爆発するか分からないジスとの葛藤による張り詰めた心理戦を続け、緊張感を高める。

生々しくて個性あふれるキャラクターをしっかりと見せるため、全役をオーディションで選抜した制作陣の大胆な挑戦は成功だった。

二面性を持つキャラクターと渾然一体になり、強烈な話に現実性を加えた“大型新人”たちの熱演は、10代と韓国社会の冷酷な現実をとらえ、作品に力を入れている。

『人間レッスン』は、Netflixにて配信中。

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