女優ファン・ジョンウムが、自らが実質的に所有していた芸能事務所の資金を横領し、暗号資産(仮想通貨)に投資していたとして起訴された件について、公の場で初めてコメントを発表した。
5月15日、ファン・ジョンウムは現所属事務所Y.ONEエンターテインメントを通じてコメントを発表。「まず、恥ずかしいことで多くの方にご心配をおかけし申し訳ありません」と謝罪し、当時の経緯や現在の対応について説明した。
彼女は「私は自らの芸能活動のために芸能事務所を設立し、運営してきました。この芸能事務所は私が100%の株式を保有しており、他に所属する芸能人はいませんでした。収益はすべて私自身の活動によるものでした」とし、「この会社を成長させたいという思いでいたところ、2021年ごろ、周囲から“仮想通貨に投資して会社の資金を増やしてみては”と勧められ、よく理解しないまま投資に踏み切ってしまいました。会社名義の資金でしたが、私の活動で得た利益だったため、未熟な判断をしてしまったと深く反省しています」と述べた。
続けて、「投資により損失を出したのは事実ですが、会社の株式は私がすべて保有しており、他に所属タレントもいません。また、担保を確保している金融機関以外には債権者も存在しておらず、第三者に損害を与えることがなかったのが唯一の救いだったと思っています」と釈明した。
ファン・ジョンウムは現在、別の所属事務所に移籍しており、「問題となった旧会社との不適切な取引関係を整理している」としたうえで、「個人資産を処分して、会社から仮払金として引き出した資金の大部分はすでに返済しました。一部の未返済分についても現在、清算手続きを進めています。改めて心よりお詫び申し上げるとともに、必要な責任はすべて果たす所存です」と締めくくった。
同日、済州(チェジュ)地裁・第2刑事部では、ファン・ジョンウムに対する特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反(横領)による初公判が開かれた。
起訴状によれば、ファン・ジョンウムは2022年、自身が所属していた芸能事務所が借り入れた資金のうち7億ウォン(約7000万円)を仮払金として受け取り、暗号資産に投資。また同年12月までに、合計43億4000万ウォン(約4億4000万円)にのぼる会社資金を横領したとして在宅起訴された。
被害に遭った芸能事務所は、ファン・ジョンウムが100%出資していた家族法人であり、横領額のうち42億ウォン(約4億2000万円)余りが暗号資産への投資に使われていたことが確認されている。
この日の公判でファン・ジョンウム側は起訴事実を認め、被害額の返済に努めたいと裁判所に申し出た。これを受けて裁判所は、次回公判でその対応状況を審理する方針を示した。
ファン・ジョンウムは2016年2月、元プロゴルファーで実業家のイ・ヨンドン氏と結婚し、2017年8月に第1子となる長男を出産。出産後に女優活動へ復帰したが、2020年9月には離婚調停を申請していたことが判明した。
一時は関係修復に至り、2021年7月には第2子を妊娠していることを発表。2022年3月には次男を出産した。
しかし2024年2月、再び離婚訴訟に入ったことが報じられ、その後、夫との関係について公の場で言及する場面があり、注目を集めた。さらに同年7月には、年下のプロバスケットボール選手キム・ジョンギュとの交際を認めたものの、2週間で破局したことも話題となった。
(記事提供=OSEN)
■【写真】ファン・ジョンウム、真っ赤なスイムウェアから見えたボリューム感
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