オーディション番組で誕生したガールズグループ「I.O.I(アイオーアイ)」がデビュー10周年に向けて、再結成を検討していると報じられた。
5月15日、ある韓国メディアは「ガールズグループI.O.Iが再結成を協議中だ。彼女たちは来年のデビュー10周年を記念し、新曲の発表を計画している」と報じた。
報道によると、I.O.Iメンバーたちが先に「一緒にやろう」という意志を固め、それぞれの所属事務所にこの意思を伝えたことで、最近になって協議が始まったという。最近、メンバーの所属事務所関係者が一堂に会し、活動時期などについて意見を調整したとも伝えられた。
また別の韓国メディアは、I.O.Iメンバーの関係者のコメントとして「再結成はまだ決まったことではない。ただし、メンバーたちがデビュー10周年記念のファンミーティング開催の意向を伝えたとは聞いている」と報道した。
実際にI.O.Iが再結成されるのかどうかはもう少し見守る必要があるが、最近のK-POP界では解散したグループが再び集まるケースが多いだけに、可能性が皆無というわけではないだろう。
そもそもI.O.Iは、韓国Mnetのアイドルオーディション番組『PRODUCE 101』を通じて結成され、2016年5月4日にデビューした11人組のプロジェクトガールズグループだ。
グループ名は「Ideal Of Idol」の略字で、最も理想的なアイドルという意味が込められている。番組名につけられた101人の練習生を表す「101」にも由来するとされる。
『PRODUCE 101』は2016年1月22日から4月1日まで放送され、視聴者投票の得票数が最も多かった上位11人がデビューメンバーに決定した。
メンバーは最終順位から順に、チョン・ソミ、キム・セジョン、チェ・ユジョン、キム・チョンハ、キム・ソへ、チュ・キョルギョン、チョン・チェヨン、キム・ドヨン、カン・ミナ、イム・ナヨン、ユ・ヨンジョンだ。
活動期間は2017年1月31日までと1年にも満たなかったが、2ndミニアルバムのタイトル曲『Very Very Very』を通じて、『SBS人気歌謡』『M COUNTDOWN』『SHOW CHAMPION』などの音楽番組で1位を獲得。
2016年の第24回大韓民国文化芸能大賞のK-POP部門歌手賞、Mnet Asian Music Awardsの女子新人賞、2017年の第31回ゴールデンディスクの音盤新人賞、第26回ソウル歌謡大賞の新人賞などに輝いている。
I.O.Iは、1年未満という短い活動期間にもかかわらず、TWICEやBLACKPINKなどの人気グループと肩を並べる影響力とファンを築き上げ、今もなお語り継がれる存在だ。そのため一部のファンからは、「もし十分な活動期間とサポートがあれば、K-POP第3世代の勢力図を塗り替えていた」との声もあった。
元メンバーたちの活躍も著しい。
例えば、チョン・ソミはソロアーティストとして活躍しており、単独ファンミーティングとして来る7月19日のソウル公演を皮切りに、8月1日に東京、8月3日に大阪を訪れ、グローバルファンと交流を深める予定だ。
また、キム・セジョンは女優として2022年のドラマ『社内お見合い』で一躍話題に。『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2、『酔いしれるロマンス』などで主演を務め、今年放送予定の時代劇『この川には月が流れる』(原題)にも出演する。
キム・チョンハもソロアーティストとして活躍を続けており、曲だけでなく、優れたビジュアルが話題になることも少なくない。
そんなI.O.Iが来年のデビュー10周年に再結成されれば、大きな注目を集めることは間違いない。はたして11人が再び集結するのか、続報が待たれる。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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