ガールズグループFIFTY FIFTYのキナの「活動中断」の理由が明らかになった。
5月9日、FIFTY FIFTYの所属事務所ATTRAKTの関係者は、本サイト提携メディア『OSEN』の取材に対し、「キナはアン・ソンイルとの対面尋問後、健康状態が急激に悪化し、活動中断を決定した。現在は健康の回復に専念している」と明らかにした。
アン・ソンイルは、かつてFIFTY FIFTYの外注プロデューサーを務めたThe Giversの代表取締役だ。
キナが所属するFIFTY FIFTYは、4月29日に3rdミニアルバム『Day&Night』をリリースし、タイトル曲『Pookie』で活動中だったが、キナは5月7日、健康上の理由で活動中止を発表した。
活動中断の背景には、アン・ソンイル代表の存在があった。
ある韓国メディアの報道によると、キナは4月15日のアン・ソンイルとの対面尋問後、健康状態が急激に悪化し、やむを得ず活動を中止することになったという。
キナは2024年8月、アン・ソンイルを私文書偽造および偽造私文書行使の容疑で告訴。
アン・ソンイルはキナの同意を得ずにサインを偽造し、ヒット曲『Cupid』のキナの著作権持分を「6.5%」から「0.5%」したという疑いがかけられている。
その後、キナの要請で対面尋問が実施され、キナは嘔吐、幻聴、不眠、拒食などのPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状を訴えていたという。最年長メンバーとして今回のミニアルバムのカムバックを牽引したキナだったが、アルバム活動への参加は困難となってしまった。
なお、FIFTY FIFTYの所属事務所ATTRAKTは5月7日、ファンコミュニティ「Weverse」を通じて、「キナは健康上の理由により、今回のアルバム活動には参加できなくなった」と発表。
「最近、キナの健康状態が思わしくなく、十分な休養と回復が必要であると判断しました。本人の意思および当社との協議の結果、やむを得ず活動を見送ることとなった」と説明していた。
◇FIFTY FIFTYとは?
キナをはじめとするメンバーで構成され、2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビューしたガールズグループ。当初は4人組で活動し、2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースすると、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に25週連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新して“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。しかし同年6月、メンバー全員が専属契約効力停止仮処分申請を提出して所属事務所と紛争し、最終的に3人が脱退してキナだけが残る結果に。キナに新しいメンバー4人(ムン・シャネル、イェウォン、ハナ、アテナ)を加えて5人組に生まれ変わり、2024年9月20日に新アルバムをリリースした。
■【写真】FIFTY FIFTYを脱退した3人が再デビュー、“因縁のプロデューサー”と再タッグ
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