芸能人の「公式プロフィール」は、本人の申告を受けて事務所が作成することが一般的だ。そのため、イメージアップを目的に、少し“盛られた”情報が含まれている場合も少なくない。
最近、そのプロフィールの“嘘”が話題になったのが、K-POP第1世代ガールズグループとして時代を築いたBaby V.O.Xのキム・イジだ。
4月23日に公開されたYouTubeチャンネル「1theK」のコンテンツ『本人登板』に、再結成したBaby V.O.Xのメンバーたちが出演し、それぞれのプロフィールを確認しながら、当時は語れなかった裏話を披露した。
その中でキム・イジは「プロフィールでは身長が171cmになっているけれど、実際は2cm高い173cm。昔は身長が高すぎるのが少しコンプレックスで、低く設定していた」と告白し、笑いを誘った。
しかし、芸能界では身長を実際より低く申告するケースは珍しく、大半は“高めに盛る”傾向がある。
同じく『本人登板』に出演したBTOBのイ・チャンソプも、身長に関する驚きのエピソードを明かしたことがある。
彼は「本当の身長は172.9cm。でも所属事務所のCUBEが177cmと書いた」と語り、ファンの間で話題になった。
事務所に身長を“盛られた”男性アイドルは他にもいる。
GOT7のメンバーで、俳優としても活躍中のパク・ジニョンは、2023年2月に東京・立川で行われたファンミーティングで、自らその事実を明かした。
最新プロフィールでは「身長177cm」となっていたが、MCの古家正亨氏がその点に触れると、ジニョンは「以前までは178cmだった。でも今は正直に177cm。数字は僕が決めたわけじゃなくて、事務所の判断」とカミングアウト。会場を笑いに包んだ。
また、SUPER JUNIORのイトゥクは、かねてから「178cm」というプロフィールに疑いの目を向けられてきたアイドルのひとりだ。
ある番組では、身長測定の際にかかとを目一杯上げたにもかかわらず179cmだったことや、別の番組ではメンバーたちから「そんなわけない」とツッコまれるなど、長年“サバ読み疑惑”がつきまとってきた。
そんなイトゥクは、NU'EST出身のベクホと共演した番組で、長年の疑惑に終止符を打つことになる。イトゥクは「以前番組でインソールを公開してから、ポータルサイトが勝手にプロフィールを178cmから174cmに変えてしまった」と語った。
イトゥクの告白を受けて、公式プロフィールで「179cm」としているベクホも「実は自分の身長は175cm」と遅れて告白。最終的に2人は靴を脱いで、直接身長を比較することに。
結果は、なぜか僅差で175cmのベクホが勝利。イトゥクの大幅な“サバ読み”がバレてしまい、スタジオは笑いに包まれたのだった。
これらの実例は、韓国芸能界における“公式プロフィール”の曖昧さと、そこに隠された裏話の面白さを改めて浮き彫りにした。プロフィールの数値がすべてではないが、時にそこから生まれる笑いや親しみこそが、ファンとの距離を縮める鍵なのかもしれない。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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