日本ではすでに配信された韓国ドラマ、4年の時を経てついに自国で初放送…これほど時間がかかった理由

2025年04月14日 番組

日本ではすでに配信されたものの、韓国では未放送だった韓国ドラマが4年の時を経てついに初放送を迎える。

【注目】「女優と一緒に暴行した」新たな証言、事務所は即否定

ドラマ『Dear.M』だ。

4月14日に初回が放送されるKBS Joyの新月火ドラマ『Dear.M』は、ソヨン大学を舞台に、若者たちの恋愛と友情、そしてミステリーが繰り広げられる、“加工なし・フィルターなし”のリアルな青春ロマンスドラマだ。

パク・ヘスやNCTのジェヒョンをはじめ、ノ・ジョンウィ、ペ・ヒョンソン、イ・ジンヒョク、ウ・ダビなど、個性と魅力にあふれる6人のキャストが出演する。

4年も放送できなかったワケ

『Dear.M』
(画像提供=KBS Joy)『Dear.M』

もともと『Dear.M』は、2021年2月からKBSの金曜ドラマとして放送される予定だった。日本では2022年6月末から動画サービスU-NEXTで配信されている。

『Dear.M』の韓国放送が丸4年も遅れた理由は、ドラマ放送直前、主演女優のパク・ヘスに学生時代の“いじめ疑惑”が浮上したからだ。

それを受けてKBS側は「当初ドラマ『Dear.M』は2月26日に放送予定だったが、出演者に関連した事案によってすでに最初の放送を延期した。より確実な事実関係が客観的に明らかになるまで見守ることにした」と発表し、放送が延期された。

2021年2月、パク・ヘスの中学校の同級生と主張するAさんがSNSを通じて、いじめ疑惑を提起した。

パク・ヘス
(写真提供=OSEN)パク・ヘス

Aさんは、とあるメディアとのインタビューで「パク・ヘスの一味が暴言を吐き、私を苦しめ、その後、担任の先生がその一味を教務室に呼んだりもした。(パク・ヘスは)実際に学校で“子どもたちのお金を奪う”と有名だった」などと述べた。

それを受けてパク・ヘスの所属事務所側は「ただパク・ヘスを悪意的に攻撃・誹謗するための虚偽事実であることを確認した」と発表し、疑惑を完全否定。パク・ヘス本人も「嘘が嘘を生んで山のように積まれ、どんどん高くなっていった」とし、むしろ自分が被害者だったと反論した。

騒動で『Dear.M』が放送延期になり、パク・ヘスも活動を自粛せざるを得なくなった。

パク・ヘスは2022年10月の第27回釜山国際映画祭で1年8カ月ぶりに公式の場に姿を現し、「状況を避けずに最善を尽くして解決しようとしている」と明かした。

その後、主演した映画『君と私』(原題)が2023年10月に公開されている。また、同じ時期、所属事務所が「捜査機関では被告訴人(疑惑を提起した人物)の虚偽事実を指摘して告訴人(パク・ヘス)の社会的評価を侵害した点が相当で、名誉毀損疑惑が疎明されるという理由で起訴意見送検し、現在追加捜査を進めている」と明らかにした。

ただ、以降はこれといった進展が見られず、パク・ヘスの出演作もなかった。つまり、疑惑が完全には晴れていないなかでの『Dear.M』の放送となる。

『Dear.M』
(画像提供=KBS Joy)『Dear.M』

また、最近、学生時代の疑惑に巻き込まれた俳優が出演している作品が相次いで非難を受け、失敗に終わった事例が多いだけに、『Dear.M』にも厳しい視線が注がれる可能性がある。

パク・ヘスが主演する『Dear.M』が4年の時を経て放送され、韓国の視聴者がどんな反応を示すのか注目される。

(文=スポーツソウル日本版編集部)

◇パク・ヘス プロフィール

1994年11月24日生まれ。2014年のオーディション番組『K-POPスター』シーズン4でその名を知らせた。2015年から歌手志望生から女優に転向し、ドラマ『恋のドキドキ・シェアハウス~青春時代~』『内省的なボス』、映画『スウィング・キッズ』『サムジンカンパニー1995』などに出演。イ・ヨンエ主演の『師任堂(サイムダン)、色の日記』では、師任堂の子供時代を演じた。

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