『梨泰院クラス』『愛の不時着』にアジアが熱狂中!動画配信サービスが招く“新・韓流ブーム”

2020年04月19日 テレビ #韓国ドラマ

韓国ドラマ『梨泰院(イテウォン)クラス』と『愛の不時着』が、アジア全域でブームを巻き起こしている。

ドラマの主演俳優パク・ソジュンとヒョン・ビンも、台湾や東南アジアなどで高い人気を博し、新しい韓流ブームの先頭に立った。

『愛の不時着』は、台湾の4大日刊紙のうち3社が関連記事を特集するほど人気が高い。

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東南アジア地域のSNS上では『愛の不時着』関連ファンページが盛んで、アメリカの『CNN』『AP通信』『ABC News』『Forbes』『スペイン通信』など海外メディアからのインタビューや資料の要請が相次いでいる。

アメリカの『PC MAGAZINE』によると、4月10日時点でNetflix、hulu、HBOといった動画配信サービスで最も視聴されたコンテンツランキング4位に『愛の不時着』が名を連ねた。

ドラマ『愛の不時着』キービジュアル

同作で主人公リ・ジョンヒョク役を務め、代表作を更新した俳優ヒョン・ビンも人気を固めている。ヒットドラマ『私の名前はキム・サムスン』『シークレットガーデン』などで知られるヒョンビンは、昨年3月にもソウル、台湾、香港の3カ国でファンミーティングツアーを行った、韓国を代表する“韓流スター”の1人だ。

そこに『愛の不時着』の人気が加わって、東南アジアの広告業界からのラブコールが相次ぐといった、新しい全盛期を迎えている。

『梨泰院クラス』も底力を見せつけている。Netflixの「今日の総合TOP10」で最高2位にランクインしており、台湾、香港、タイ、シンガポールでは1位に君臨した。

ドラマ『梨泰院クラス』キービジュアル

もちろん、主演した俳優パク・ソジュンの人気も高まる一方で、彼の前作ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』もNetflix総合TOP10リストで3位になることもあった。

 パク・ソジュン側の関係者は「台湾、フィリピン、ベトナムなど現地メディアからのインタビュー要請や、現地ブランドの広告モデルの提案を受けている」とし、「パク・ソジュンのYouTubeチャンネルとインスタグラムなどにも、海外ファンからドラマの感想や『会いたい』『私の国に来てほしい』という要望がたくさん寄せられている」と話した。

ドラマを終わらせた2人は現在、次回作の準備の真っ最中だ。ヒョンビンは映画『交渉』(現代、イム・スンレ監督)でスクリーンに帰ってくる。

中東で発生した韓国人拉致事件を描く本作で、俳優ファン・ジョンミンと共演し、シリアスな演技を披露する予定だ。

パク・ソジュンも映画『ドリーム』(原題、イ・ビョンホン監督)に出演する。選手生命最大の危機に置かれたサッカー選手と、生まれて初めてボールを取った特別な国家代表選手たちの挑戦を描いた作品だ。

パク・ソジュンは、予期せぬ事件に巻き込まれて懲戒を受けたサッカー選手・ホンデ役を務める。サッカー選手に変身するパク・ソジュンの姿に、ファンの期待が高まっている。

(左から)パク・ソジュン、ヒョンビン

『梨泰院クラス』『愛の不時着』といった新・韓流ドラマの誕生には、Netflixの役割が大きかった。海外の視聴者が以前よりも簡単に韓国ドラマに触れるようになったためだ。

細かいストーリーと独特なテーマ、そしてビジュアルと演技力を兼ね備えた俳優らが一体となって、アジアで優位を占めている韓国ドラマ。今後も様々な動画配信サービスに後押しされ、大きく跳躍すると見込まれる。

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