韓国俳優たちのSNSでの“誤爆”はどう防ぐべきだろうか。
数百万人規模のフォロワーを抱える俳優たちが公式SNSに、わいせつ画像や成人向けの投稿をし、物議を醸している。
ナム・ユンスは4月13日、ファンと交流するプラットフォームを通じて「運転中だったのに、リポストって何?ハッキングでもされたのかな」と投稿。運転席から撮影した写真とともに、状況を説明した。
続けて、「変な投稿があるとファンが教えてくれた」「ただのアルゴリズムかも。勝手に押されてたのかな、気づかなかった」と述べ、自分の意思で投稿したものではないことを強調した。
問題となったのは、ナム・ユンスのインスタグラムにリポストされた画像。女性の身体の一部を風船のように模した不快感を与える内容で、現在は削除済みだ。
所属事務所の関係者は「ファンの報告を受けて確認したところ、ナム・ユンスは運転中で、スマホはポケットに入れていた」と説明。「本人が急いで確認し、すぐに削除した。何が投稿されたかも本人は把握していなかった」と補足した。
昨年6月には父親へ腎臓を提供したことが報じられ、多くの称賛を集めたナム・ユンス。それだけに、今回の“ハプニング”には落胆の声が相次いでいる。
同様のトラブルは今回が初めてではない。
Netflixオリジナル『イカゲーム』シーズン2に出演した俳優パク・ソンフンも昨年12月30日、自身のインスタグラムにわいせつ画像を誤って投稿し、大きな騒動となった。
画像は、『イカゲーム』をパロディしたAV(成人向け映像作品)のパッケージ画像だった。
パク・ソンフンはすぐに削除し、所属事務所を通じて謝罪した。
しかし騒動は収まらなかった。翌日、「俳優が見たとき、(当該のAV作品に)問題があると思ったため、会社担当者に送ろうと保存していたところ、SNSに誤って投稿された可能性がある。俳優本人が最も悔しく思い、反省している」と再び釈明した。
その後、パク・ソンフンは『イカゲーム2』のインタビューに自ら出席し、「本来なら公開を喜ぶべきタイミングなのに、苦労をかけてしまった。多くの関心と愛をいただいているなかで、こうした事態が起きてしまい、本当に申し訳ない」と涙ながらに頭を下げた。
しかし影響は避けられず、次回作だった新ドラマ『暴君のシェフ』(原題、tvN)の主演から最終的に降板する事態に至った。
処分はなかったものの、“セルフ全裸露出”で物議を醸した俳優もいる。チェ・ヒョヌクだ。
2024年11月、チェ・ヒョヌクはインスタグラムにBE@RBRICK(ベアブリック)の写真を投稿。その際、マスコットにチェ・ヒョヌクの全裸が写り込んでしまったのだ。
投稿はわずか1分足らずで削除され、大事には至らなかったが、彼の全裸は世界に発信されてしまった。
今回のナム・ユンスの件もそうだが、「うっかりミス」や「ハッキング」だったとしても、誤爆投稿はこれまで築いてきた俳優としてのイメージに与えるダメージは小さくない。
成人を迎えた俳優たちではあるが、SNSの運用においては、マネージャーや事務所による管理体制の強化を求める声が高まっている。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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