かつて日本でも絶大な人気を誇った格闘家チェ・ホンマンが、長い沈黙を破ってSNSでの活動を再開した。
ファンとの交流を控えていた期間を経て、現在は日常の一コマを公開するなど、穏やかな近況を伝えている。
最近の投稿では、「一番好きなカップラーメン。子どもの頃から今まで、いくら食べてもやっぱり美味しい」というコメントとともに、自宅での食事風景を公開。映像には、成人男性が両手で持つほどの大きな容器を、片手で軽々と持ち上げる姿が収められており、変わらない圧倒的な体の大きさが印象的だ。ほかにもユーモアたっぷりな投稿で、ファンを喜ばせている。
3月30日には「数日間で届いたDM」として、ファンから寄せられたメッセージ画面を公開。BGMには韓国のアーティストRa.Dの『Thank you』を選び、支えてくれた人々への感謝の思いをにじませた。
チェ・ホンマンは2000年代初頭、日韓で絶大な人気を誇り、“テクノ・ゴリアテ”の愛称でも親しまれた。しかし2011年、女子大学生への暴行疑惑が浮上し、最終的に不起訴処分となったものの、イメージへの打撃は大きく、以降はメディア露出も激減した。
2021年には日本のバラエティ番組に出演し、大阪在住であることを明かしたが、放送後には誹謗中傷が殺到。人前に出ることに恐怖を感じるようになったと明かしていた。現在は故郷・済州島(チェジュド)の山間部で、静かな生活を続けている。
ただし、格闘家としてのキャリアは終わっていない。今年1月には「今年は復帰します。最高の状態で戻ってきます」とSNSで宣言しており、復帰戦に向けて意欲をのぞかせた。最近の投稿でも「幸せな日々はまた来るでしょう?好きな春から始めよう。いい人と、いい考えだけを」と綴り、明るいトーンでの“再出発”を予感させている。
今なお圧倒的な体格と存在感を持つチェ・ホンマン。かつてのヒーローが、孤独と誤解を乗り越え、新たな春を迎えようとしている。
(記事提供=OSEN)
■【画像】“韓流巨人”チェ・ホンマン、知られざる日常の苦しみを明かす
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