「勝算なき戦い」「正気取り戻して」NewJeansに一部ファン我慢の限界?HYBE本社前で抗議トラック

2025年03月27日 話題 #NewJeans

NewJeansが「NJZ」としての独自活動を禁止されたことを受け活動休止を宣言したなか、一部ファンとみられる人物が彼女たちの対応を批判する“トラックデモ”を実施した。

【写真】NewJeansメンバー、裁判中に笑いこらえる…なぜ?

Bunnies(NewJeansのファンネーム)の会員とみられる一部の人物たちは3月27日、ソウル龍山区(ヨンサング)のHYBE本社前で「芸能人に有利な仮処分11個がすべて認容された点は、本案紛争でも非常に不利になる。我々はメンバーにほかの解決策もあることを伝えたい」とし、トラックデモを行った。

トラックの電光掲示板には、以下のような訴えが書かれていた。

「誰のための訴訟なのか」

「6人組といったのに違約金はNewJeansの5人分」

「勝算のない戦い、天文学的な違約金損害賠償、数々の訴訟。正気を取り戻して」

「すでに空白1年。訴訟で3年追加。皆に忘れ去られる」

「あとで後悔するには、NewJeansが受け入れなければならないリスクがあまりにも大きい」

「BunniesはNewJeansを尊重するが、危険な道を進むことを放っておくことはできない」

また、NewJeansメンバーを取り巻く“大人たち”の責任を問う訴えも公開されている。

「大人たちはNewJeansを大事にするなら危険にさらすな。違約金はNewJeansの分だ」

「NewJeansの周囲の大人たちはガスライティングをやめろ」

「なぜ大人たちは後ろに隠れ、NewJeansが盾になるのか。本当の責任は操縦した者にある」

「Bunniesは6人のNewJeansではなく、5人のNewJeansを支持している。プロデューサーの能力ではなく、あなたたちの可能性を信じている」

“NewJeansファン弁護士”も一喝「もう目を覚まして」

このような一部ファンとみられる者たちの訴えは、韓国地裁が「NJZ」としての独自活動を禁止する決定を下したにもかかわらず、メンバーたちがこれに従わない行動をしていることに懸念を示したものとみられる。

去る21日、ソウル中央地裁はHYBE傘下レーベルのADORがNewJeans(NJZ)のメンバー5人(ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘイン)に提起した「企画会社の地位保全及び広告契約締結など禁止の仮処分申請」を認容する決定を下した。

このため、昨年11月にADORとの専属契約解除を宣言し、新グループ名「NJZ」も発表したメンバー5人は、「NJZ」としての独自活動が禁じられた。

だが、メンバーたちは「(ソウル中央地裁の決定は)ADORに対するメンバーたちの信頼が完全に破綻したことを十分に考慮していない結果」と主張。「NJZ」として独自活動をする意思を曲げず、直後の23日に香港で行われたコンサート「Complex Live」で「NJZ」の新曲ステージを披露した後、一方的に活動休止を宣言した。

かと思えば、アメリカ雑誌『TIME』には「裁判所の決定に失望した」「韓国は私たちを“革命家”にしたがっているような気がする」、イギリス国営放送『BBC』の韓国語版『BBC Newsコリア』には「本当に違う結果を予想したが、ニュースを見た全員が衝撃を受けた」「私たちが本当に我慢して我慢して、やっと自分たちが経験した不条理さについて声を上げた。今は正直、社会的に見たとき、状況が私たちにとって有利に進んでいるとは言えない。でも、その状況自体がその事実を物語っている」などと発言。

このように、海外メディアを通じたK-POPシステムや韓国社会を批判するコメント、判決を不服とする姿勢に、ファンも心配を示している。

NJZ
(写真提供=OSEN)NewJeans(NJZ)

こうした“海外メディアを通じた反発”の流れに対しては、国内でも賛否が分かれている。特に「K-POPで成功を収めた立場でありながら、自らその産業構造を批判するのは適切か」という議論も起きている。

NewJeansの熱狂的ファンで知られる大手弁護士事務所「キム&チャン」出身のコ・サンロク弁護士も、NewJeansの海外メディアとのインタビューを見て「もう目を覚ます時だ」とし、次のように呼び掛けていた。

「最初はミン・ヒジンに同調して親会社を攻撃し、他のレーベルやその所属アーティストを攻撃していたが、今では産業を否定し、しまいには裁判所まで無視し、韓国全体を情けない社会として描く“嫌韓発言”まで吐くに至ったのであれば、この先、彼女たちが立つ場所はどこにあるのか。契約を無視し、法では解決できないとなると国会へ駆け込み、それすら通じなくなると、今度はK-POPアイドル育成システムを西洋人の視点から批判してきたポップの本場の有力メディアへと駆け付け、その好みに合わせたような言葉を並べ立て、まるで殉教者を気取っている」

なお、NewJeansのメンバー5人はソウル中央地裁の仮処分決定に対する異議を申請した。これに関する審問期日は来る4月9日に行われる。

◇NewJeans(NJZ)プロフィール

2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートイン。所属事務所ADORとの紛争のなか、2025年2月7日にグループ名を「NJZ」に変更すると発表した。

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