キム・セロンさんの死をめぐる騒動が思わぬ方向へと展開している
これまでの主張とは異なる証言が、彼女の元恋人を名乗る人物から飛び出した。その内容は、俳優キム・スヒョンとは無関係であるというものだった。
“キム・スヒョン騒動”を告発してきたYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」は3月25日、チャンネルのコミュニティ欄に「キム・セロンが中学2年生だった2015年から交際を始めたというキム・スヒョン。彼にどのような処分が下るのか、少しだけ待ってほしい」と書き込み、改めて彼の関与を示唆した。
続けて、「遺族の許可を得た写真のみを公開しており、再生数を狙った配信はしていない」「キム・セロンが中学3年だった2016年は、当然ながら未成年だったという事実を忘れないでほしい」と強調。さらに「遺族はすでに決意を固めており、まもなく新たな事実が明かされるだろう」と述べ、さらなる暴露を予告した。
このカロセロ研究所のコメントに先立ち、同日午前、“キム・セロンさんの元恋人”を名乗る人物が現地メディアを通じて一連の騒動について発言した。彼はかつて彼女と交際していたと明かしたうえで、「彼女の死はキム・スヒョンとは無関係だ」と断言。死の背景には、アメリカで結婚していた一般男性からの暴言や暴力、そして家族の無関心があったと主張している。これまでの構図を覆す、新たな視点が浮かび上がった形だ。
キム・スヒョン側はすでに「キム・セロンとは成人後に交際した」との公式声明を発表しており、未成年時の交際を強く否定。カロセロ研究所および遺族に対して法的措置を取る構えを見せている。しかし、カロセロ研究所も一歩も引かず、今回のコメントは“再警告”とも受け取れる内容となった。
なお、キム・セロンさんは今年2月16日、ソウル市・城東（ソンドン）区の自宅で亡くなっている状態で発見された。詳細は現在も公表されていない。
（記事提供＝OSEN）
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』（KBS）で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ：詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
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