15歳以下の未成年女性を対象とした韓国新オーディション番組『UNDER 15』の制作陣が、プロフィール写真をめぐる“性の商品化”批判に対して釈明した。
【写真】幼すぎ…『UNDER 15』の“2016年生まれ”練習生
3月25日午後、ソウル・麻浦(マポ)区のスタンフォードホテルでは、MBNの新オーディション番組『UNDER 15』の緊急制作発表会が開催された。会見には制作会社クレアスタジオのソ・ヘジン代表、演出を務めるヨン・ソギンPD(プロデューサー)が出席し、番組の一部を公開しながら報道陣と質疑応答を行った。なお、当初出席予定だったイ・グギョンPDは健康上の理由で欠席となった。
『UNDER 15』は、文字通り満15歳以下のK-POP志望者の中から“次世代の才能”を発掘し、実力と個性を兼ね備えた第5世代ガールズグループを育成するというコンセプトのサバイバル番組だ。
この日、ソ・ヘジン代表はプロフィール写真の公開直後に浮上した“性の商品化”疑惑について、「まったくの誤解です」としたうえで、当時のやりとりを示すチャット画面を提示。「証拠をあとから作ったと言われそうなので、先にカカオトークの画面を見せます」と切り出した。
プロフィール写真に使われたデザインについては、「SNS投稿用のデザインを担当しているのは30代の女性デザイナーです。あの画像は“学生証”をモチーフにして制作されたもので、番組自体が“学校”のような場だと考えていた。夢と希望を育てる学校で良い先生と出会い、トレーニングを受ける場所だというイメージでした」と説明。
続けて、「今どきの学生証にはバーコードと生年月日が入っているが、プライバシーの観点から生年月日は掲載せず、年齢だけを入れました。画像はすべて事前にチェック済みですし、“学生証”と知らなかったという反応に驚いています。バーコードを性的な意味として置換する解釈に関しては、本当に驚きました。ただ、当事者である参加者たちが傷つく可能性があるため、当該プロフィールは削除することにしました」と釈明した。
また、「“学生証”のデザインが売春や性的な意味合いに結びつけられることに対しては、強く驚きを感じています。なぜデザイナーが女性であると明かしたのかというと、メディア業界で働く労働者の90%は女性であり、その人たちの性に対する認識が低いと受け取られること自体が、現場の女性たちに対する軽視だと思うからです。デザイン、編集、コメントの執筆、振付、衣装スタイリングまで、番組制作のすべての工程には女性が関わっています。それを理解していただきたい」とも強調した。
さらに、ティザー映像への“セクシーコンセプト”だという批判について、共同代表のファン・イニョン氏は「私たちが思い描く“子どもらしさ”と、本人たちが“かっこよく才能を表現したい”という思いとのギャップを、“意外性”として映像に込めたつもりでした」と説明。
「ティザーは本編とは違い、短くイメージ先行で消費されるため、意図とは異なり“大人の真似をしたセクシー演出”として誤解を招いたようです。そのように受け取られるべきではないと判断し、すぐに削除しました。“こういう方向性で行くつもりだった”ということではありません」と釈明した。
最後にファン代表は、「制作陣と視聴者が常に100%同じ感覚でいることは難しい。だからこそ、議論が起きた際には素早く対処することが最善だと考えています。もちろん、事前に十分な配慮ができなかった点は残念に思っています。特に“子ども”を対象とするコンテンツに対して、今はかつてよりも視聴者の目が厳しくなっている。その点も含めて、今後はより慎重に制作していくつもりです」と述べた。
(記事提供=OSEN)
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