【画像】8歳の少女がアイドル候補に?「少女を性的消費」韓国新オーディションに問われる倫理観

2025年03月13日 番組

韓国の新オーディション番組『UNDER15』(MBN)が放送前から物議を醸している。

【画像】2010年生まれ「14歳」の韓国アイドル

3月31日放送開始の『UNDER15』は、15歳以下のK-POPスターの原石を発掘し、次世代アイドルの育成を目的としたオーディション番組。世界70カ国以上から、国籍・人種・ジャンルを問わず選ばれた59人の少女たちが参加する。

『明日はミス・トロット』『明日はミスター・トロット』などを手がけたクレアスタジオ制作ということで、注目度の高いプロジェクトとして注目を集めていた。

最年少は“2016年”生まれ

しかし、59人の参加者のプロフィールやティザー映像が公開されると、番組の方向性に疑問を投げかける声が続出。特に、参加者の年齢の低さに批判が集中している。

UNDER15
(画像=クレアスタジオ)『UNDER15』

最年少参加者は2016年生まれの8歳だ。K-POPファンからは「こんな幼い子どもたちを集めてガールズグループのオーディションを開くのは適切なのか」という疑問の声が噴出する事態に。特に、児童保護の意識が高い欧米圏のK-POPファンは、「こんな幼い子どもをオーディション番組に出すなんてありえない」「K-POP業界はなぜ危機感を持たないのか?」「これは児童虐待に等しい」「こんな企画を立ち上げたこと自体が恐ろしい」などの声を上げている。

3月13日に公開されたプロモーションティザーでは、白いTシャツを着た少女たちが童謡を歌うシーンから始まる。映像が切り替わると、一転して濃いメイクと露出度の高い衣装を着た姿でポーズを取る様子が収められている。

この演出に対しても、「未成年を過度に大人びたイメージで演出している」「少女たちを“性的に消費”しているように見える」との批判がさらに強まった。

環境への懸念も

また近年、未成年を狙った性犯罪の深刻さが問題視されているということもあり、このような番組が放送されること自体に疑問の声が上がっている。

オーディション番組は高い競争率と過度なプレッシャーが伴い、参加者に大きな精神的ストレスを与えることで知られる。『UNDER15』はアイドルデビューを目的としているため、選考過程で参加者が「過度に大人っぽく演出される可能性がある」との懸念も指摘されている。

また、自己形成が十分でない幼い少女たちを、過酷な競争環境に追い込むことは、メンタルヘルスの観点からも悪影響だろう。

UNDER15
(画像=クレアスタジオ)『UNDER15』

K-POP業界では近年、デビュー年齢がますます低年齢化している。十分な保護策が整わないまま未成年アイドルを商業利用することは、また別の問題だと専門家は警鐘を鳴らしている。

「“偏見”ではなく“保護”の問題」

こうした批判を受け、クレアスタジオは「α世代(アルファ世代、2010年代以降に生まれた世代)の熾烈なデビュー争いが始まる。K-POPの未来を担う新たな才能たちが繰り広げる、エネルギッシュでリアルなパフォーマンスに期待してほしい」とコメント。

また「アイドルを始めるには、まだ幼いという“大人たちの心配や偏見”を打ち破るほど、今の子どもたちは夢に対する意思と信念が強い」と、オーディションの意義を強調している。

UNDER15参加者
(画像=『UNDER15』Instagram)2016年生まれの参加者たち

しかし、のコメントでは鎮火できない。ネット上では「“偏見”ではなく“保護”の問題」「アイドルになりたい子どもたちの意思は尊重すべきだが、それを商業的に利用するのは違う」といった、手厳しい意見が寄せられている。

このように、放送前にも関わらず議論になっている『UNDER15』。近年のK-POP業界では、未成年アイドルのデビューや過酷なトレーニング環境、さらにはSNSを通じたファンとの過度な交流など、さまざまな問題が指摘されている。

こうしたなか、『UNDER15』がどのような内容で放送され、視聴者がどのような反応を示すのかに注目が集まっている。

(記事提供=OSEN)

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