女優イ・ヨンエが一人の実業家を大金持ちにした。
【写真】韓国化粧品ブランド、イ・ヨンエのおかげで売上2兆超え
3月20日に放送されたトーク番組『100億ウォンの朝食』(tvN、原題)では、健康家電メーカーの創業者であるキム・ヨンギ会長が出演。1949年生まれの彼が、累積売上「2兆1800億ウォン(日本円約2228億円)」を達成したと紹介され、視聴者を驚かせた。
特に、現在の成功をもたらした“低速ジューサー”についての話が注目された。
キム会長は、「完成品ができるまでに10年以上かかった。当時は銀行からの融資も受けられなかった」とし、「妻が高利貸しを利用したり、知人からお金を借りてくれたりした。生活費まで借りるほどプライドを捨てて必死だった。借金の取り立てに追われながらも、製品開発だけに集中した。そんな私を信じてくれた妻のおかげで、今がある」としみじみと語った。
その後、通販番組に進出し、売上1位を達成したというキム会長は、「広告モデルも重要だった。当時、イ・ヨンエは広告業界のトップスターで、“酸素のような女性”というキャッチコピーで有名だった。何度も粘り強くお願いした末、ようやく承諾してもらえた。実際に製品を使ってみて“良い”と言ってくれて、広告契約に至った」と明かしている。
さらに「イ・ヨンエのブランド力により、我が社のブランド価値も大きく向上した。私の戦略は正しかった」と話す。
一方でキム会長の妻は、「(イ・ヨンエの)高額な広告料には驚いたけれど、夫の意志は固かった。朝起きるたびに、借金取りの『お金を返せ』という声が聞こえて怖かった。でも、夫に対する信頼は常にあった」と振り返った。
(記事提供=OSEN)
◇イ・ヨンエ プロフィール
1971年1月31日生まれ。1990年にCMでデビュー。2003年のドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』で主人公チャングムを演じ、日本でも人気を博す。2008年に在米韓国人の実業家チョン・ホヨンと結婚し、2011年に双子を出産した。主な出演作は映画『JSA』(2001年日本公開)、『親切なクムジャさん』(2005年日本公開)、『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』(2020年日本公開)、ドラマ『師任堂(サイムダン)、色の日記』『調査官ク・ギョンイ』など。
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