2月27日に、がん闘病の末にこの世を去った女優カン・ミョンジュさんが、遺作『おつかれさま』で再び注目を集めている。
53歳でこの世を去ったカン・ミョンジュさんは、『おつかれさま』でヨンボム(演イ・ジュニョン)の母親プヨン役を演じた。劇中では、IU演じる主人公クムミョンと大学の入学式で因縁を持ち、その後の対立するシーンで圧倒的な存在感を発揮。特に、クムミョンとプヨンの関係がどのように展開するのかが注目されている。
1992年、劇団「実験劇場」の舞台『クニ、ナラ』でデビューしたカン・ミョンジュさんは、『ク・イルマンのハムレット』『血と種』『20世紀ブルース』『Bea』など、数多くの演劇作品に出演し、舞台俳優としてのキャリアを築いた。
大衆に広く知られるようになったのは、人気ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』への出演だった。裁判官役として登場シーンは短かったものの、強い印象を残した。
その後、闘病中でありながらも演技への情熱を失わず、最近まで『スウェト』『BEA』『20世紀ブルース』などの舞台で活躍していた。
カン・ミョンジュさんの娘で、同じく女優のパク・セヨンは2月28日、自身のSNSに「母が昨日の午後、遠い旅路へと向かいました。俳優カン・ミョンジュさん、母が愛した舞台と、彼女が輝いていた瞬間を一緒に覚えていてくれたら幸いです」と追悼の言葉を綴った。
また、俳優のナム・ミョンリョルも「まだ50代という若さでの死が本当に惜しまれる。カン・ミョンジュさんとは1995年の舞台『オイディプスとの旅』で初めて共演した。とても美しい俳優であり、特に舞台上でその美しさが際立っていた」と彼女との思い出を振り返った。
カン・ミョンジュさんが残した演技の軌跡は、今後も多くの人々の記憶に刻まれることだろう。
(記事提供=OSEN)
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