韓国の動画配信サービス「Coupang Play」が、HBOおよびHBO Maxのオリジナルコンテンツを独占提供する契約を締結した。
3月11日、Coupang Playは公式声明を発表し、HBOおよびHBO Maxのオリジナルコンテンツを21日より韓国国内で独占配信すると明らかにした。
HBOは独創的なストーリー・圧倒的な作品性で長年にわたりエンターテインメント業界をリードしてきた、アメリカのケーブルテレビ最大手の一つ。エミー賞やゴールデングローブ賞を受賞した数多くの名作を生み出してきた。
代表作には、『ゲーム・オブ・スローンズ』『セックス・アンド・ザ・シティ』『チェルノブイリ ―CHERNOBYL―』など、時代を超えて愛され続ける名作が多い。
今回の契約により、Coupang Playはワーナーブラザース・ディスカバリーとコンテンツ協力パートナーシップを結び、HBOおよびMaxのオリジナルシリーズに加え、ワーナーブラザース・ピクチャーズの映画コンテンツも提供する予定だ。
ワーナーブラザース・ディスカバリーは、テレビ、映画、ストリーミング、ゲームなど多岐にわたる分野でグローバルな影響力を持っており、HBOやMaxなどの強力なブランドを保有している。
Coupang Playのコンテンツ調達責任者であるチャン・グクソン専務は、「世界最高峰のコンテンツを誇るHBOと戦略的パートナーシップを結ぶことで、Coupang Playのコンテンツライブラリーが飛躍的に拡充されることを嬉しく思います」とコメント。「今後も継続的なコンテンツ拡大を通じて、視聴者に最高のエンターテインメント体験を提供できるよう努めていきます」と意気込みを語った。
HBOのオリジナル作品は、長らく韓国では他のストリーミングサービスを通じて配信されてきたが、今回のCoupang Playとの契約により、今後は同サービスがHBO作品の独占的な配信権を持つことになる。これは、韓国内のOTT市場において、NetflixやDisney+といった競合サービスとの差別化を図る戦略の一環とみられる。
特に、BLACKPINKリサがシーズン3で女優デビューを果たす『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』の配信が決まったことで、K-POPファンからも注目が集まると予想される。
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