“不倫サレ妻”のセリフが痛快すぎ!話題の韓ドラ『夫婦の世界』が与えるカタルシスとは

2020年04月10日 テレビ #韓国ドラマ

韓国JTBCドラマ『夫婦の世界』が、圧倒的な視聴率と話題性でお茶の間を熱狂させている。

離婚への道を選んだ主人公チ・ソヌ(演者キム・ヒエ)の破格の言動が描かれた、第4話の視聴率は同ドラマ最高となる全国14.0%、首都圏15.8%を記録。決意を示すエンディングシーンは18%まで上った。

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『夫婦の世界』の魅力といえば、主人公チ・ソヌが見せる様々な感情を挙げられる。脚本家のジュ・ヒョンも「彼女の感情を追いかけながら、周辺人物との感情のぶつかり合い、すれ違いに迫るドラマ」と、同作を紹介したほどだ。

ドラマの差別化については、「チ・ソヌが持つ破格と、圧倒的な力」を挙げる。その言葉通り、チ・ソヌは夫の裏切りに揺れるも、どん底に止まることなく自ら不幸に立ち向かう強烈なエネルギーで、物語を支配している。

また、夫や知人とのねじれた関係を嘲笑うような、チ・ソヌの“名セリフ”も話題だ。嘘の仮面に向けて鋭い矢を放つ。

(※以下、第4話までのネタバレを含みます。ご注意ください)

(写真=JTBC)

例えば、夫の不倫を知りながらも、自分には知らん顔をしていた職場の同僚ソル・ミョンスクに向けて、「振る舞いをしっかりしてちょうだい!」と言い放つ。

チ・ソヌの“友だち”と名乗るソル・ミョンスクは、実は高校の同級生である夫イ・テオ(演者パク・ヘジュン)の見方を持ち、チ・ソヌの行動を彼に報告していた。挙げ句の果てには二重スパイとなったソル・ミョンスクに対し、チ・ソヌは「いつまで二重スパイの真似をする気?」と、追い込む。

姑であるペ・ジョンシム(演者チョン・ジェスン)へのセリフも視聴者を驚かせた。

自分の夫と同じ過ちを犯す息子に気づいていながらも、目をつぶってしまったぺ・ジョンシム。その上、チ・ソヌには「一度のミスくらい、許してあげれば過ぎていく」と助言し、「堅物の君と暮らす私の息子も苦労した」と、チ・ソヌにも責任をなすりつけようとする。

そんな姑に対して、チ・ソヌは「テオさんがドン底に落ちる姿を、しっかり見守ってください」と、決心を固めた。

自分をホテルの部屋に誘うソン・ジェヒョク(演者キム・ヨンミン)に応じながら、「男はどうして浮気なんかするの?」と聞くチ・ソヌ。

するとジェヒョクは「男の本能だ。世の中には、2種類の男がいる。浮気をする男と、浮気がバレる男」と答える。それを聞いたチ・ソヌは、「女も不倫のやり方くらい分かるわ。夫婦としての信義を守って生きるのが正しいと思うから自粛するだけよ。あんたも、こんな真似をやめなさい」と警告した。夫婦関係の本質を問うこのセリフは、視聴者に考えさせるものとなった。

夫の不倫相手ヨ・ダギョン(演者ハン・ソヒ)の家族と、チ・ソヌの家族が偶然にも一緒に食事をすることになる。ヨ・ダギョンの母親がイ・テオに向けて「イケメンだからモテたでしょう」と褒めると、チ・ソヌはこれ見よがしに「そんなこと、男には排泄と同じです」と発言。一緒にいたヨ・ダギョンに精神的ダメージを与えた。

このように相手を逆利用するほど強くなった主人公チ・ソヌは、本作ならではのカタルシスを与えている。

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