「この曲を聴いた瞬間、僕がやるべきという確信があった」
BTSのJ-HOPEが本日(3月7日)14時にデジタルシングル『Sweet Dreams(feat. Miguel)』の音源とミュージックビデオを公開する。
同曲は、「愛したい、そして愛されたい」という真心が込められたセレナーデ。J-HOPEは、恋に落ちた感情を甘い夢に例えて歌っている。
『Sweet Dreams(feat. Miguel)』はポップR&Bジャンルで、幻想的なシンセサイザーと爽やかなギターストラム、軽やかでありながらも柔らかいボーカルリフを調和させ、恋の感情を表現した。
J-HOPEは楽曲のメッセージなど、全般的な方向性の設定に参加し、完成度を高めた。また、R&Bアーティストのミゲル(Miguel)がフィーチャリングに参加し、J-HOPEと息を合わせた。
ミゲルは2012年の楽曲『Adorn』が、アメリカの音楽授賞式「グラミー賞」で「Best R&B Song」を受賞したのに加え、これまで通算13回のノミネート経験を持つアーティストだ。
先立ってJ-HOPEは2月28日から3月2日にかけて、ソウル・KSPO DOMEで「j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’ in SEOUL」を開催し、初のソロワールドツアーの幕を開けた。彼は同公演で『Sweet Dreams(feat. Miguel)』のステージをサプライズ披露し、観客の爆発的な反応を得た。
そんな新曲『Sweet Dreams(feat. Miguel)』をリリースするJ-HOPEが、所属事務所BIGHIT MUSICを通じて一問一答に答えた。
以下、J-HOPEの一問一答。
◇
―除隊後、初のカムバックの感想は?
「久しぶりに新しい音楽をお届けできると思うと、とてもワクワクしています。早く僕の音楽を聴いていただきたかったし、ファンの皆さんと一緒に楽しみたかったです。緊張もしますし、いろいろな意味で期待半分、不安半分といった気持ちです。悩み抜いて作った作品なので、気に入っていただけたら嬉しいです」
―初めてこの曲を聴いたときの感想は?
「聴いた瞬間、『この曲はJ-HOPEがやるべきだ』と確信しました。良い曲を聴くといろいろなイメージが浮かんでくるのですが、この曲は特に明確に、たくさんの絵が思い浮かびました。僕の確信と信念が間違っていなければいいなと思います(笑)。僕自身が好きで楽しんだ曲なので、その気持ちが皆さんにしっかり伝わることを願っています」
―新曲制作の過程でのエピソードは?
「今回の曲を準備するにあたって、初めてソングキャンプ(海外の音楽家と合同で楽曲制作すること)を経験しました。この方式が思った以上に自分に合っていて、とても楽しく作業できました。そのおかげでロサンゼルスに滞在しながらたくさんの曲を作ることができました。良い曲がたくさん生まれたので、早く皆さんに聴いていただきたい気持ちが強くなりました。そして、今回制作した楽曲はどれもそれぞれ違ったカラーを持っているので、自分にはどのジャンルが最も合っているのか、リスナーの皆さんにはどう受け止められるのかを確認してみたいという気持ちも芽生えました」
―ぜひ知ってもらいたいポイントは?
「僕が大衆音楽の定義を決めることはできませんが、今回の新曲は『僕がやりたい大衆的な音楽とは何か?』という問いから始まりました。音楽はアーティストが語り、表現する1つの方法ですが、結局のところ、聴く人の立場が最も重要だと思っています。そして今回は結果だけでなく、その過程をより大切にしました。先ほど話したロサンゼルスでのソングキャンプも、その一環です。これから披露するさまざまなプロモーションや、それらを実行する僕の姿勢まで、すべてが学びの一部になると思います。聴いてくださる皆さんにも、こうした思いを理解していただけたら僕にとって大きな意味を持つと思います(笑)」
―フィーチャリングアーティストのミゲルとのエピソードは?
「まず僕の方からフィーチャリングを提案しました。個人的な親交はなかったのですが、前向きに受け止めてくださり、感激しました(笑)。とても快く引き受けてくださいました。ミゲルの音楽は幼い頃からたくさん聴いていました。そんな方とコラボできるなんて、本当に嬉しかったです。ミゲルならではの重厚な声と真心が楽曲にぴったり合うと思っていましたし、実際に素晴らしい仕上がりになったと思います。とても幸せです」
―今年1月にパリで開催されたイベントが大きな話題になりましたが、現場でのビハインドストーリーは?
「ソロコンサート前に行う公演だったので、すごく気を使いました。本当に多くのARMY(BTSファン)の皆さんが来てくださり、大きなインスピレーションをもらいましたし、コンサート準備の大きな力になりました。パリのファンの皆さんのエネルギーを感じることができ、必ずまた行ってもっと素敵な姿をお見せしたいと思いました。会場では僕のインイヤーからARMYの皆さんの声だけが聞こえて、とても感動しました。やっぱりBTSのパワー、ARMYは最高です(笑)」
―長い間待っていてくれたファンに伝えたいことは?
「本当にお待たせしました!いつでも気軽に聴ける曲『Sweet Dreams(feat. Miguel)』がついにリリースになります。心を込めて作った曲なので、1日でも早く多くの方に聴いていただきたかったです。僕の気持ち、分かりますよね?楽しんでください。そして、いつも僕の“スウィート”と“ドリーム”を支えてくれるARMYの皆さん、愛しています。今年の上半期は本当に多彩な活動が続くと思います。キュート、ファンキー、色気、全部僕が責任を持って素敵なステージをお見せします(笑)」
(記事提供=OSEN)
◇J-HOPE プロフィール
1994年2月18日生まれ。本名チョン・ホソク。2010年にBig Hitエンターテインメント(現HYBE)の練習生となり、2013年にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではメインダンサーとリードラッパーを担当しており、ムードメーカー的存在としても知られている。活動名である「J-HOPE」は、名字であるチョン(英:Jeong)の頭文字の“J”と、希望を意味する英単語の“Hope”を掛け合わせたものであり、「パンドラの箱を開けると底には『希望』だけが残った」というギリシャ神話に由来している。兵役のため2023年4月に入隊、2024年10月17日に除隊した。
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