EXO・シウミンの『ミュージックバンク』(KBS)への出演が見送られたことを受け、歌手のMCモンがSMエンターテインメントに対する強い不満を露わにした。
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MCモンは3月5日、自身のSNSで「本当に美しいね。お前ら以前、うちに来て謝罪したことは覚えてるか?」と述べた上で、「お前らは孤島に閉じこもって、実に野蛮で暴力的なことばかりやっている」と批判を展開した。
さらに、「証拠もあるし、録音データも全部公開しようか悩んでいる」とし、「俺一人のことを、くだらない噂で貶めるのは別に気にしない。でも今回は完全に一線を越えた」と怒りをあらわにした。
MCモンは、シウミンが所属するINB100の親会社であるワンハンドレッド・レーベルの共同設立者でもある。今回の騒動は、ワンハンドレッドが「シウミンの『ミュージックバンク』出演をKBSが拒否した」と主張したことから始まった。
同社は、「最近、KBSから非公式に『ミュージックバンク』を含め、SMエンターテインメントのアーティストが出演する番組にシウミンを同時出演させることは不可能と伝えられた」と主張するとともに、「公営放送局が音楽面の理由ではなく、特定の事務所との利害関係を理由に出演を阻止するのは、公平性を欠いた決定だ」と強く反発した。
また、「この状況が続けば、当社のアーティストはSM所属アーティストのカムバック期間中、音楽番組に出演できなくなる。KBSが特定の会社の意向のみを反映した決定を下したのは極めて不当だ」と訴えた。
しかし、KBSは「事実無根」とワンハンドレッドの主張を全面的に否定している。
そしてMCモンとSMの間にも確執があった。MCモンは過去、兵役逃れ疑惑で活動を中断していたが、活動再開後にワンハンドレッドを設立し、EXOメンバーのシウミン、ベクヒョン、チェン(CBX)のマネジメントに関与することになった。
CBXは2023年6月、SMとの長期契約の不当性を主張し、法的に対立。最終的にSMとの契約は維持しつつも、ワンハンドレッドとマネジメント契約を結ぶ形となった。しかし、SMはワンハンドレッドに対してタンパリング(事前接触)の疑いを持っており、対立は続いている。
今回の『ミュージックバンク』出演不可問題をめぐるMCモンの発言は、SMに対する強い敵対心を示すものとなった。彼が言及した「録音データ」とは何を指すのか、また今後、SMがどのように対応するのか、業界内で注目が集まっている。
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