「逃げるように酒を飲んだ」イジメを苦にこの世去った韓国女性キャスター、“生前の日記”が公開

2025年02月20日 話題

職場でのパワハラ被害を訴えていたMBCの気象キャスター、故オ・ヨアンナさんの遺族が、彼女が生前に記していた日記を公開した。

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韓国の総合編成チャンネル「チャンネルA」は2月18日のニュース番組で、故人の遺族が公表した日記の内容を報道。「職場でのいじめ問題に苦しんでいた心情が綴られていた。日記が書かれた2日前には、MBC関係者に直接悩みを打ち明けていた」と伝えた。

公開された日記の内容

報道によると、日記が書かれたのは2023年2月。そこには次のような記述があった。

「先輩たちは私のミスを徹底的に洗い出して上層部に報告し、グループチャットでは私を休みなく非難した」

「彼らの“違う”と言う言葉があまりにも辛くて、勉強や練習よりも、ただ逃げるように酒を飲んでしまった」

また、「日記が書かれる2日前、オ・ヨアンナさんはMBCの関係者と再契約について話し合う場で、先輩たちに関する悩みを訴えていた」と報じている。

MBC関係者とのやりとり

公開された会話の中で、故人はこう語っていた。

オ・ヨアンナさん
(写真提供=OSEN)オ・ヨアンナさん

「私は大きな失礼をしてしまい、しっかりと謝罪できなかった。そのせいで謝罪を続けたが、さらに衝突が生まれてしまった。私の行動が良くなかったのは確かで、しかも謙虚さを欠いていたことで、先輩たちをさらに怒らせてしまったようだ」

「私は表現が不器用なので、すばやく連絡をしたり、親しげに振る舞ったりするのが得意ではない。そのせいで多くの誤解を生んでいる気がする」

この言葉に対し、MBCの関係者は「先輩・後輩の関係では、常に良い顔だけを見せるわけにはいかないこともある。そういうこともあるものだよ。でも、内部でうまく解決していけばいい」と応じた。

オ・ヨアンナさんは昨年9月に突然この世を去った。死因は当初明らかにされなかったが、1月27日、ある現地メディアが「彼女の携帯電話から職場でのパワハラ被害を訴える“メッセージ”が見つかった」と報じ、大きな衝撃を与えた。

今回の日記公開により、彼女が生前に受けていた苦しみが改めて浮き彫りとなった。遺族側は「職場でのパワハラの実態を明らかにしてほしい」と訴えている。

韓国では近年、職場でのいじめやパワハラ問題が社会的な関心を集めている。特に、上司や先輩からの圧力や精神的な負担が原因で、“極端な選択”に追い込まれるケースも後を絶たない。そのため韓国政府は2019年に「職場いじめ防止法(改正勤労基準法)」を施行され、企業に対しパワハラ問題への対応を義務付けたが、実態としては依然として多くの被害が報告されている。

MBCの対応や今後の動向に、世間の関心が集まっている。

(記事提供=OSEN)

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