この世を去った韓国の女性気象キャスター、オ・ヨアンナさんを“いじめ”ていた加害者とされるが広報大使も“クビ”になりそうだ。
2月5日、本サイト提携メディア『OSEN』取材の結果、坡州(パジュ)市は、広報大使として活動しているキム・ガヨンに対する解職を議論している。
坡州市は、キム・ガヨンがオ・ヨアンナさんへのいじめの加害者として疑惑が浮上している現在の状況を認知し、内部で議論しているが、まだ事実関係が明らかになっていないため「決定された事項はない」と言葉を慎んだ。
キム・ガヨンは昨年8月、坡州市の広報大使に任命された。坡州市庁の公式SNSの動画「坡州観光天気は今日も晴れ」に出演するなど、広報大使の役割を十分に果たした。
しかし最近、オ・ヨアンナの職場内いじめの加害者として疑われており、広報大使の品位を傷つけている。
坡州市の広報大使運営に関する条例第5条(解職)によると、▲辞任の意思表示がある場合▲正当な理由なしに広報大使活動を忌避する場合▲広報大使として品位損傷など職務を遂行するのに不適当だと認められる場合▲その他、職務を継続的に遂行することが困難な特別な事情がある場合、委嘱解除が可能だ。
しかし、まだキム・ガヨン本人が立場を明らかにしておらず、テレビ局MBCでの真相調査が行われている最中のため、坡州市は真相調査結果などを報告し、解職可否の議論を続けると見られる。
1月27日、年9月に28歳でこの世を去ったオ・ヨアンナさんの携帯から、17枚分の“メッセージ”が発見されたと報じられた。これによると、ある気象キャスター2人から受けた職場内いじめ被害を訴える内容が含まれていたという。
オ・ヨアンナさんは亡くなる前、MBCの関係者4人にこの事実を知らせたが無視され、遺族たちは「真実が知りたい」とし、「加害者の謝罪とMBCの心からの謝罪の放送をしてくださることを願う」と促した。
これに対し、MBCは2月3日「1月31日、故人の死亡と関連した正確な事実関係を明らかにするため、真相調査委員会を構成することに決めたのに続き、休日の間に調査委員会の人選作業を終えた。2月5日の初めての会議を皮切りに本格的な活動に入り、できるだけ迅速かつ正確に調査を完了する計画」と伝えている。
ネット上では、オ・ヨアンナさんの先輩にあたる気象キャスターたちへの非難と批判を続いている。
特に、『事件班長』(原題、JTBC)とYouTubeチャンネルなどを通じて、先輩気象キャスター4人が集まったグループチャットの画面が公開されるなど、議論は大きくなっている。
この中で、キム・ガヨンは2019年からレギュラー出演していたラジオ番組『グッドモーニングFMテイです』(MBC FM4U)から降板 。「プログラムのために降板するという意思を伝えた。制作陣は本人との協議を通じてその意思を受け入れることに決めた」と伝えた。現在、キム・ガヨンに代わってミン・ジャヨンリポーターが務めている。
(記事提供=OSEN)
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