日本旅行中にこの世を去った女優バービィー・スー(徐熙媛)さんの死因が、“敗血症”だったのではないかとの説が浮上した。
2月3日、妹のシュー・シーディー(徐煕娣)は所属事務所を通じて、「旧正月(春節)の連休中、家族と日本旅行をしていたが、私の愛する優しい姉がインフルエンザによる肺炎で、とうとう私たちの元から去った」と発表した。
台湾メディアによると、バービィー・スーさんは1月29日に家族とともに日本へと向かい、旅行中にインフルエンザによる肺炎を発症したと報道。もともと風邪の症状があり、さらに喘息も患っていたという。
そのような状態だったことから、旅行3日目の1月31日には症状が悪化し、2月1日には救急搬送されたが、翌日(2月2日)朝、東京の病院で息を引き取った。
遺族は日本で一部の葬儀や火葬を済ませたあと、遺骨を持って台湾に帰国する予定だと報じられている。
ただ、現地メディアの報道によると、医師が記載した故人の正式な死亡診断書には、「肺炎ではなく敗血症」と記載されていたとのこと。専門家によると、肺炎が進行すると血液中に細菌が入り込み、「敗血症」へと移行する可能性が高いという。台湾の胸部外科専門医も「肺炎が敗血症に繋がることは珍しいことではない。酸素不足や血圧の低下によって、敗血症性ショックを引き起こすリスクが非常に高くなる」とコメントしている。
また当時、一行に同行していたツアーガイドは、「ソ・ヒウォンさんとご家族は、1月29日に日本に到着した。彼女は最初から風邪の症状があり、咳や喘息の発作がひどく、2日間ホテルから一歩も出なかった。しかし、1月31日に急激に体調が悪化し、翌日の2月1日には家族とともに東京へと移動して、大きな病院に入院した。一時的に症状が落ち着いたように見えたが、その後、急激に容態が悪化し、2月2日の朝7時に死亡が確認された。インフルエンザに感染してから亡くなるまで、わずか4日間でした」と証言している。
故人の親友によると、ク・ジュンヨプは訃報を受けてすぐに新幹線で駆けつけたそうだ。
「彼女を見た瞬間、まるで眠っているように平和な表情だった。私たちは皆、心が引き裂かれるような思いですが、彼女を手放さなければならないことを理解した。ク・ジュンヨプは、深く愛情のこもったキスで最後の別れを告げました。彼の嗚咽が響くなか、私たち全員が涙を流した。愛の中で別れを告げたのだから、また再会できることを願っている」と語る。
なお、1976年10月6日生まれのバービィー・スーさんは、1994年に妹とともにアイドルデュオ「S.O.S(シスター・オブ・スー)」として歌手デビュー。翌1995年には日本デビューも果たし、3枚の日本盤CDアルバムをリリースするなど多彩な活動を繰り広げた。
その後はバラエティ番組MCやエッセイ、作詞などマルチタレントとして活躍した傍ら、女優としてさまざまな台湾ドラマ・映画に出演。2001年には“台湾版花より男子”ことドラマ『流星花園 ~花より男子~』でヒロイン・牧野つくし役を演じた。
以降も、『戦神 ~Mars~』『ホントの恋の*見つけかた』『泡沫の夏~トライアングル・ラブ~』などのドラマ、『シルク』『カンフーシェフ』『コネクテッド』『ホット・サマー・デイズ』『レイン・オブ・アサシン』などの映画に出演した。
私生活では、2011年に事業家の汪小菲(ワン・シャオフェイ)と結婚し、1男1女をもうけたが2021年に離婚。翌2022年3月に韓国人歌手ク・ジュンヨプと再婚した。
ク・ジュンヨプとは20年前に恋人関係だったが、1年で破局した過去がある。ただ、バービィー・スーさんの離婚を聞いてク・ジュンヨプが連絡したことをきっかけに、2人は劇的にゴールインすることになった。
突然の訃報に、多くのファンが深い悲しみに包まれている。
(記事提供=OSEN)
■ク・ジュンヨプと再婚したバービィー・スーさん、慰謝料が天文学的?
前へ
次へ