入れ替わりが激しいK-POP業界。
毎年、何組ものアイドルグループがデビューしていく一方、ひっそりと解散するグループも少なくない。
そんな代謝が激しい業界でも、着実に人気をキープして10周年の大台を迎えるグループがある。今回は2015年にデビューし、今年が10周年のメモリアルイヤーとなるK-POPボーイズグループを紹介する。
iKON
まずは、2015年9月15日にデビューしたiKON。「icon」のcをkに変え、韓国を代表する「アイコン」になれという意味が込められている。メンバーはJAY、BOBBY、SONG、DK、JU-NE、CHANの6人だ。
『MY TYPE』『RHYTHM TA』『KILLING ME』『LOVE SCENARIO』など多くのヒット曲で人気を集めており、2016年1月には日本デビューも果たした。海外人気では日本が圧倒的だ。
2021年4月にはサバイバル番組『Kingdom:Legendary War』にも出演し、THE BOYZ、Stray Kids、BTOB、ATEEZ、SF9などと戦い、再び知名度を上げた。
そんななか、同年8月にBOBBYが結婚と妻の妊娠(同年9月に息子が誕生)を同時に発表したことでファンを驚かせた。そして2022年12月には、メンバー全員がYGエンターテインメントとの専属契約を満了。しかし解散はせず、6人全員がiKON名義で今後もグループ活動を継続するとYGエンターテインメントは発表した。
現在は、143エンターテインメント所属アーティストとして活躍中だ。
MONSTA X
2015年5月14日、STARSHIPエンターテインメントからデビューした6人組ボーイズグループ。「MON」(私の)+STA(スター)+X(未知の存在)というフランス語からつくられた。
現在はショヌ、ミニョク、キヒョン、ヒョンウォン、ジュヨン、I.Mの6人で活動中だ。
力強いパフォーマンスが特徴的で、『SHOOT OUT』『DRAMARAMA』『FANTASIA』『FOLLOW』 などがヒット。カムバックするたびに強烈なコンセプトを披露することで、男性アイドルに全く関心を示さないナムチョ(男性が多い)コミュニティでは「常に怒っているグループ」として一躍有名に。
パフォーマンスが売りのため体力勝負も強く、『アイドルスター陸上選手権大会』でも最高記録を立てるなど、音楽方面以外でも名を残している。2022年には最年少のI.Mが事務所を離れたが、グループ活動は継続するとして再契約を結んだ。
現在はショヌ、ミニョク、ジュヒョンが除隊し、キヒョン(2025年2月)とヒョンウォン(同年5月)の除隊を待っている状況(1996年生れのI.M の兵役時期は未定)。それだけに、5月には全員が集まる姿を再び見れるかもしれないと期待が集まっている。
SEVENTEEN
2015年5月26日、PLESIDエンターテインメントからデビューした13人組の多国籍ボーイズグループ。韓国人のエスクプス、ジョンハン、ホシ、ウォヌ、ウジ、ミンギュ、ドギョム、スングァン、ディノ、韓国系アメリカ人のジョシュア、韓国とアメリカのハーフであるバーノン、中国人のジュン、THE 8で構成されている。
2021年にはメンバー全員で再契約も果たし、多国籍グループで全員が再契約をした初のグループとなった。
事務所では最初、平均年齢17歳の17人グループを作る予定だったが、練習生の入れ替わりなどを経て、現在の13人が最終メンバーとなった。そのため、「SEVENTEEN」というグループ名もそのまま使用。初見の人からは「メンバーが17人いるの?」と誤解されることも多いが、13人のメンバー+3つのユニット+一つのチーム(1)を意味している。
そんなSEVENTEENはデビューから間もなく、『MANSAE』『Pretty U』『VERY NICE』『Don’t Wanna Cry』『Clap』などのヒット曲を輩出。2018年5月には日本でデビューも果たした。
2023年には、橋本環奈主演のドラマ『トクメイ! 警視庁特別会計係』の主題歌として、『今 -明日 世界が終わっても-』が抜擢され、SEVENTEEN初のドラマ主題歌となった。翌年の2024年5月には、アーティストたちの憧れともいえる日産スタジアムに立った。これは東方神起以来、韓国アーティストとしては2組目という快挙だ。
それだけでなく、2023年と2024年の2年連続で「MAMA」大賞、2024年と2025年の2年連続で「ゴールデンディスクアワード」大賞も受賞している。
コンサートのチケットは毎回、完売を記録し、開催都市もますます増えていくSEVENTEEN。今後は昨年より社会服務要員として代替服務を始めたジョンハンに続き、韓国国籍を有するメンバーたちが兵役に就く予定だ。
■【写真】SNSで大バズり!SEVENTEEN・ミンギュの「血管バッキバキ」の腕
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