すべては「NewJeansと共にする」ため?ADORがメンバー独自の広告契約・活動“阻止”に出た理由

2025年01月14日 話題 #NewJeans

HYBE傘下レーベルのADORが、ガールズグループNewJeansのメンバーを相手に「企画会社の地位保全及び広告契約締結など禁止の仮処分」を申請し、さらなる混乱と被害の発生を防ぐという立場を示している。

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ADORは仮処分申請の理由について、「NewJeansのメンバーとともにするという意味だ」と訴えかけている。

ADORは先週、NewJeansのメンバーを相手取り、ソウル中央地裁に「企画会社の地位保全及び広告契約締結など禁止の仮処分」を申請した。

これに先立ち、ADORは昨年12月3日に専属契約有効確認の訴訟を提起し、1審判決宣告時までADORが専属契約に伴うマネジメント会社(企画会社)の地位にあることを認められた。そして今回、ADORの承認や同意なくNewJeansのメンバーが独自に広告契約・広告活動をすることを防止するため、新たに仮処分を申請した。

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(写真提供=OSEN)NewJeans

ADORは仮処分申請の理由として2点を挙げている。

まずは、NewJeansのメンバーが独自に活動し、広告主と接触して契約を締結しようとする試みを継続することによって、広告主など第三者の混乱と被害発生を防ぐという立場だ。

ADORが提起した専属契約有効確認の訴訟は、最終判決が出るまでに相当な時間を要する可能性がある。そのため、混乱防止の目的で仮処分を追加で申請したという。

もう一つの仮処分申請の理由は、ADORが「現在もNewJeansのメンバーとともにする」という立場を示すためだ。

ADORは「メンバーの独自行動に伴う市場と業界の混乱が続けば、ADOR唯一のアーティストであるNewJeansのブランド価値低下は避けられず、結果的にADORが企画会社として競争力を失い、危機に直面する恐れがある。数年後に専属契約が有効だという本案判決が出たとしても、そのときはすでに原状回復が不可能かもしれないという判断も反映した」と説明した。

ADORは、NewJeansのメンバーが一方的に契約解除を宣言し、法的手続きなく独自活動をする先例ができた場合、K-POP産業の根幹が揺らぐだろうと伝えた。

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(写真提供=OSEN)NewJeans

そんなADORは、仮処分申請とは別途に、NewJeansのメンバーとの今後の活動も計画しているという立場を示した。

ADORは「専属契約が有効」という立場に基づき、NewJeansのメンバーの芸能活動のための人材と設備を支援している。また、広告やイベントなどさまざまなプロジェクトのオファーを受けているほか、2025年内のフルアルバムリリースやファンミーティング開催を含む活動を計画し、すでに企画を完了した状況だ。

ADORは継続的な活動をするため、NewJeansのメンバーと十分なコミュニケーションを望んでいるという立場も伝えた。

NewJeansのメンバーは昨年11月28日に緊急記者会見を実施し、ADORと専属契約解除を宣言した。

5人のメンバーは、ADORが自分たちを保護する意志と能力がないとし、内容証明で伝達した是正のための行動をまったくしなかったという立場を伝えた。

その後、11月29日0時をもってADORとの専属契約を解除し、自由に活動するという意志を伝え、以降は事前に予定されたスケジュールを消化していった。

これに対し、ADORはNewJeansのメンバーを相手取り、専属契約が有効に存続するという点を法的に、明確に確認してもらうべく、ソウル中央地裁に専属契約有効確認の訴訟を提起した。

当時、ADORは「所属アーティストとの問題が法的判断を通じて解決されることを望まなかったが、会社とアーティスト間の専属契約が一方の主張だけで軽く解除されるものではないという点を、アーティストはもちろん、さまざまな利害当事者に確認する必要があると判断し、避けられない決定を下した」と訴訟理由を説明した。

それとともに、「何より、アーティストと会社間の健康な信頼関係を基に成長してきたK-POP産業、ひいては韓国の大衆文化産業の根幹を守ろうとする判断を、裁判所で明白に求めようと思う」とし、「アーティストの方々が専属契約が適法に解除されたと誤解し、現在締結されている専属契約に違反する方式で芸能活動をしたり、それによって国内外の業界関係者たちに予想できない被害と混乱が発生することを防ぐためだ」と伝えた。

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(写真提供=OSEN)NewJeans

対するNewJeansのメンバーも、ADORの訴訟提起に遺憾を表明。「私たちはすでに投資金を超える利益をADORとHYBEに返した」とし、ADOR及びHYBEとの信頼関係が崩壊していることを強調した。

また、「専属契約書に明示されているように、ADOR、HYBEとともに働かなければならない理由はもう存在しない。専属契約には、ADORが契約上の義務を履行しない場合、私たちが契約を解除できるという条項が明確に記載されている」と伝えた。

そして、「信頼関係の破綻と契約違反にもかかわらず、私たちにあと5年の仕事を強要することは、非合理的であるだけでなく、非人間的な処置だ」とし、「ADORはこの解約が適法なのか、裁判所の判断を求める訴訟を提起しましたが、これは事後的に裁判所の確認を受けるための手続きに過ぎない。にもかかわらず、まるで契約が依然として有効であるかのように大衆をごまかそうとする声明を出したことに対し、深い遺憾を表する」と主張した。

専属契約解除の宣言以降、K-POP業界の懸念が渦巻くなか“独自行動”を続けるNewJeans。そんななか、ADORが専属契約有効確認の訴訟に続いて「企画会社の地位保全及び広告契約締結など禁止の仮処分」を申請しただけに、両者の対立がどのような展開を迎えるかに関心が集まっている。

(記事提供=OSEN)

◇NewJeans プロフィール

2022年7月22日にミュージックビデオを公開しながら電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。

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