かつて嘘の“騒音トラブル”で炎上した韓国のお笑い芸人、アン・サンテが現在の年収を告白した。
1月9日、韓国で放送されたMBNの密着ドキュメンタリー番組『スクープ世界』には、かつて騒音トラブルで炎上したアン・サンテが出演した。
番組内で、アン・サンテは2021年1月に起きた階下住民による嘘の騒音トラブルに言及した。
当時、アン・サンテ一家の階下に住むマンション住民は、とあるネット掲示板を通じて、アン・サンテ一家による騒音に苦しんでいると主張。これにはアン・サンテの妻が「事実ではない内容でイメージを失墜させようとする目的を止めてください」と反論したが、逆に多くの非難を浴びる事態となっていた。
しかしその後、住民の暴露が嘘であることが発覚。2022年6月、アン・サンテ側の法律代理人は「アン・サンテの階下で6年居住した住民が、まったく騒音の不便なく過ごした事実を確認した」とし、アン・サンテ一家の潔白を明らかにした。法律代理人によると、アン・サンテ家族に対する誹謗中傷者には住民の姉などもいたという。
当時の騒動を振り返り、アン・サンテは「なすすべもなく、(階下に住む)その方の言うことが正しいことになった。過去に住んだ家の階下の人、さらに階下の人も、“そのようなことはなかった”と書いてくださった。法廷で彼らに会った。(なぜ嘘の暴露をしたのか聞いたら)子育てによるストレスのため書いたと言っていた」と語った。
また、「罪人でもないのにマスコミに取り上げられたので、ご飯を食べに行くこともできなかった。娘に対する残忍で悪質なコメントもあった。“体の一部を切れ”というのだ。心がとても痛かった。当時、子どもがとても幼かったのが幸いだった」と、嘘の暴露で一家が苦しんだことを訴えた。
そんなアン・サンテは最近、映画制作や監督の仕事をしているという。ただ、現在の年収を問われると、「収益は1年に32万ウォン(日本円=約3万4000円)だ」と告白し、苦笑いを浮かべた。
また、「(映画を)作っても(観客が)多く観ることはないが、自分が想像したストーリーに共感して、一緒に話してくれることが幸せだ。その気分でやっていると思う」と語っていた。
なお、アン・サンテは1978年9月3日生まれの46歳。2004年に地上波テレビ局KBSの第19期公開採用を通じてお笑い芸人として芸能界デビューした。芸人活動の傍ら、『愛情万々歳 ~ブラボー!マイ・ラブ~』『馬医』『コッパダン ~恋する仲人~』などのドラマ、『奇跡の夏』『王の涙 -イ・サンの決断-』などの映画に出演するなど、俳優業も行った。
最近では、韓国で昨年9月に公開された映画『ベテラン2』(原題)に出演した。
(記事提供=OSEN)
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