4人組男性グループWINNER(ウィナー)のメンバー、ソン・ミノ(31)の“不誠実な服務疑惑”について、兵務庁が警察に捜査を依頼した。
12月26日、『聯合ニュース』などの韓国メディアが報じたところによると、兵務庁は最近、兵役中の勤務怠慢疑惑が浮上したソン・ミノについて、警察に捜査を要請した。
兵務庁は警察の捜査でソン・ミノの服務態度に問題があったことが確認された場合、召集が解除されたとしても解除処分を取り消し、問題の期間だけ再服務しなければならないという見解を示しているという。
ソン・ミノは昨年3月24日、兵役義務履行のため陸軍新兵訓練所に入所し、基礎軍事訓練を受けた。以降は社会服務要員として、今年12月23日に召集解除となるまで約1年9カ月間、代替服務を続けてきた。
ところが、召集解除直前に“不誠実な服務疑惑”が浮上した。とある韓国メディアが17日、ソウル麻浦区(マポグ)の麻浦住民便益施設で代替服務中のソン・ミノが「まともに勤務していない疑いがある」と報じたのだ。
これに対し、ソン・ミノの所属事務所YGエンターテインメントは「アーティストの服務と関連した詳細な内容は確認が難しい。ただし、病気休暇の理由は服務前から受けていた治療の延長であり、そのほかの休暇などはすべて規定に合わせて使用した」とし、疑惑を否定している。
ソン・ミノは召集解除となった23日も診断書を提出し、「病気休暇」で出勤しなかったと伝えられている。
そんななか、ソウル特別市のオ・セフン市長は24日、服務の実態に関する“全数調査”を行うことを明かした。
オ市長は同日、自身のフェイスブックに「ソウル市及び傘下機関を対象とする『社会服務要員服務実態緊急全数調査』を指示した。調査結果によって厳重に措置し、必要時に公正な兵役義務のための制度改善も兵務庁に積極的に建議する」と伝えた。
オ市長はソン・ミノの実名こそ明かさなかったものの、「最近、社会服務要員として勤務したとある芸能人の服務怠慢論難が提起された。一部の服務怠慢によって社会的剥奪感が発生し、兵役義務に対する反感が大きくなることは決してあってはならない」と、全数調査を実施するに至った経緯を説明している。
また、ソウル麻浦警察署も「ソン・ミンホの出勤操作疑惑を捜査してほしい」というオンライン民願処理システム(国民申聞鼓)の苦情を受け、内偵に着手した状況だ。
なお、WINNERはソン・ミノの召集解除をもって、メンバー4人全員が兵役を終えた。
キム・ジヌとイ・スンフンは社会服務要員として代替服務し、キム・ジヌは2021年12月、イ・スンフンは2022年1月に召集解除。リーダーのカン・スンユンは2023年6月20日より兵役義務を履行し、今年12月19日に除隊している。
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