11月29日午前0時をもって所属事務所ADORとの専属契約解除を発表したガールズグループNewJeansに、ミン・ヒジン氏の後任としてADOR代表取締役を務めるキム・ジュヨン氏が声明を伝えた。
【写真多数】会見から一夜…暗い表情で日本に向かうNewJeans
キム・ジュヨン代表はNewJeansが緊急記者会見を通じてADORとの専属契約解除を発表した11月28日同日、メンバーにメール及び内容証明郵便を通じて返信した内容で、「14日間、ADORの構成員は大きな挫折感と悲しみに陥っていた」とし、「メンバーの方々の要求事項を綿密に調べ、是正要求事項に対する返事を本当に熱心に準備した」と伝えた。
続けて、「(ミン・)ヒジンさんが心を変えてADORに戻ってきて、NewJeansのプロデューサーになってくれれば、このうえなく良いと思う」とし、「本日(28日)の取締役会で、ADOR役職員が力を合わせて制作した来年度の活動計画とフルアルバムのコンセプトを報告してもらったが、メンバーの方々が一緒に参加さえしてくれれば、メンバーの方々の思いを込めた、メンバーの方々のカラーが際立つ素敵な音楽が出てくると信じて疑わない」と強調した。
そして、「HYBEのイ・ジェサンCEO(代表取締役)も本日、私に連絡をくださったが、メンバーの方々が望むのならば、HYBEグループの力量、グローバルネットワークを基に、グローバルレベルのいかなる支援も惜しまないと言ってくださった」とし、「何度も申し上げたが、私たちはNewJeansの来年度の活動計画を誠実に準備してきたし、私たちはNewJeansのメンバーの方々にこれを申し上げる機会を持つことを期待している」と明らかにした。
併せて、ADORは「ハニさんに“無視しろ”と言った他レーベルのマネージャーに対し、ADORが何の措置も執らず、問題を放置したという主張」「HYBE PR構成員の不適切な発言に対し、ADORの措置を促す要請」「練習生時代の写真、動画などが媒体を通じて無断で公開され、削除されなかったという主張」「HYBEの“押し出し”によるNewJeansの被害を解決しろという要請」「Dolphiners Films(イルカ誘拐団)のシン・ウソク監督との紛争と、これによる既存の作業物が消える問題」「NewJeansのカラーを守り、NewJeansの活動を保障するために必要なすべての措置を執ってほしいという要請」「ミン・ヒジン前代表取締役を代表に復帰してほしいという要請」など、NewJeansの内容証明に対する回答を伝えた。
以下は、NewJeansの内容証明に対するADORの返信内容を縮約した内容の全文だ。
◇
ミンジさん、ハニさん、ダニエルさん、ヘリンさん、ヘインさん
内容証明をいただいてから2週間、もし一度でも直接お会いできるか期待していたのですが、結局、直接お目にかかることができず、メールで申し上げることになり、複雑な心境です。
過去14日間、ADORの構成員は大きな挫折感と悲しみに陥っていました。NewJeansメンバーの方々が私たちの唯一のアーティストなので、不安を感じる構成員もいました。しかし、私たちはNewJeansのメンバーの方々の企画会社という本分を忘れずに、メンバーの方々の要求事項を綿密に調べ、是正要求事項に対する返事を本当に熱心に準備しました。
ある部分はADORがした行為ではなく、直接措置することができず、14日という時間が少し足りないと感じもしましたが、それでもほかの会社との協議または確認を通じて、与えられた時間の間にできる最善を尽くしたと思います。追加でご不明な点やご要望がございましたら、いつでもお申し付けください。
同時に、弊社の役職員は来年度の活動計画とフルアルバムのコンセプトを熱心に企画しています。1週間前、(ミン・)ヒジンさんがADORとNewJeansのメンバーの方々とともにするのは難しいという意思を通知された点は非常に残念ですが、失望に陥るには私たちの状況があまりにも切実なので、1週間という短い期間でしたが、これまでメンバーの方々と過ごした楽しかった時間を思い出しながら、メンバーの方々のポテンシャルを引き出すことができるさまざまな国内外のプロデューサーのラインナップを検討し、全般的に肯定的な方向に進んでいます。
もちろん、私たちの心は依然として開かれているので、ヒジンさんが心を変えてADORに戻ってきて、NewJeansのプロデューサーになってくれれば、このうえなく良いと思います。本日(11月28日)の取締役会で、ADOR役職員が力を合わせて制作した来年度の活動計画とフルアルバムのコンセプトを報告してもらいましたが、メンバーの方々が一緒に参加さえしてくれれば、メンバーの方々の思いを込めた、メンバーの方々のカラーが際立つ素敵な音楽が出てくると信じて疑いません。
私が内容証明を受けて一番驚いた部分は、メンバーの方々がもし私たちが何の計画もなく、メンバーの方々を放置するのではないかと懸念しているという点でした。しかし、HYBEのイ・ジェサンCEO(代表取締役)も本日、私に連絡をくださいましたが、メンバーの方々が望むのならば、HYBEグループの力量、グローバルネットワークを基に、グローバルレベルのいかなる支援も惜しまないと言ってくださいました。
何度も申し上げましが、私たちはNewJeansの来年度の活動計画を誠実に準備してきたし、私たちはNewJeansのメンバーの方々にこれを申し上げる機会を持つことを期待しています。
本日(11月28日)の16時頃、メンバーの方々に差し上げる返信を翌日特急で発送し、私が本日、色々な会議などで慌ただしく、既に返信発送本を添付したメールをお送りできない状態で、本日の20時半に記者会見をされるという知らせを聞きました。
今回の私たちの回答を通じて、 メンバーの方々の誤解が解けたらと思います。できればお顔を拝見してお話ししたいです。日本での日程を消化しながらじっくり考えてみて、日程を教えていただいても良いと思います。本日の記者会見でのお話も傾聴します。
ありがとうございます。
ADOR代表取締役 キム・ジュヨンより
ADORとADORのすべての役職員は、これまでADORの大切なIP(知的財産)であり、自慢のアーティストの芸能活動を支援するために、物心両面で最善の努力を尽くしてきました。
アーティストとアーティストの両親たちがライブ放送、インタビューなど対外的にADORに対する立場を着実に明らかにしましたが、いざ私たちとは対話と疎通を通じて誤解を解き、問題を解決する機会が遮断されたようで、残念な気持ちです。
ADORは懸案がある度に取締役たちの意見を集め、合理的な問題解決のために努力してきました。
このような努力がアーティストが望む特定の方式ではなかったり、主観的な期待に及ばなかったりしたからといって、これを専属契約違反とは言えません。
アーティストが専属契約違反だと主張する相当数の事案は、ADORではなく第三者の言動に関するものです。アーティストと両親が要求した措置のなかには、特定の人物の謝罪、特定の人物との合意のように、第三者にアーティストが要求する事項をそのまま履行するよう強制する方法がない、やむを得ない限界があるものもあります。
また、法的根拠と客観的な証拠が明確ではない状況での第三者に対する法的措置の要求のように、アーティストの利益と発展を図り、アーティストの名誉と名声を大切にしなければならない専属契約の目的に照らして、会社が執るには適切ではない措置もあります。
このことをアーティストとご両親にこれまで何度も説明したにもかかわらず、本件の内容証明で再びこれを繰り返し、問題にしたことに対して非常に残念な気持ちです。くれぐれも対話と協議を通じて双方の誤解を解き、今の状況を解決することを望みます。
△HYBEが「“ニュー(NewJeans)”を捨てて新しく組み込めば良い」という決定をしたことに対し、NewJeansのマネジメント会社として必要なすべての措置を執ってほしいという要求に関して
ADORはHYBEで作成したモニタリング文書に言及された『“ニューアル(NewJeans、ILLIT、LE SSERAFIM”のワーディングで数日間苦しめられたが、“ニュー(NewJeans)”を捨てて新しく組み込めば良い』という字句と関連し、アーティストが抱いている誤解を十分に疎明する機会を持てなかったことに対し、非常に残念に思います。
アーティストは、HYBEのモニタリング文書に言及された当該のフレーズの意味について、「ニューアル」をHYBE傘下レーベルからデビューした女性アイドルグループのILLIT、LE SSERAFIMをNewJeansと一括りにして指すものと見て、「NewJeansを捨てて新しく組み込めば良いという計画」を意味するものと考え、当該の表現をアーティストに対する差別、不当待遇及び双方の信頼関係喪失の有力な根拠として挙げました。
HYBEはADORの要請に応じて経緯を確認し、メールを通じて、当該のフレーズは2023年5月頃のLE SSERAFIMのセクションに記載された内容で、ILLITのデビューメンバーを決定するオーディション番組『R U Next?』が放送する前のことなので、「ニューアル」の「ア」が決してILLITを指すことができないことも含めて詳細な回答を提供し、アーティスト側がレポート内容を誤解していることを説明しました。
当時、一部のマスコミ報道やコミュニティなどで「NewJeansと他レーベルの某グループ、そしてLE SSERAFIM」の3グループを「第4世代ガールズグループ代表走者」としてまとめ、「ニューアル」と称しましたが、3グループ間の音源順位などを比較する過程でLE SSERAFIMが否定的なフィードバックを多く受けたため、LE SSERAFIMとしてはあえて「ニューアル」という名称で縛られ、ほか2組のアーティストと比較されるよりは、当時ともに初動100万枚を達成したほかのガールズアイドルグループとともにポジショニングしながら、独自の道を構築することが良いのではないかという、作成者の個人的なアイデアを提案したという点も伝えていただきました。
実際、当該のレポートが作成された2023年5月以降の様相を見ても、アーティストはADORはもちろん、HYBEの全面的な支援のもと、アルバム『Get Up』をリリースするなど最も成功的な活動を謳歌し、今年、ADORの取締役陣が変更された後も、東京ドームのファンミーティングを盛況のうちに行いました。
つまり、上記の「“ニュー”を捨てて」の意味は、すでに大きな成功を収めた「NewJeans」と比較されるカテゴライジングを「捨て」、LE SSERAFIMが別途の自分たちの領域を作っていかなければならないという作成者のアイデアであり、HYBEでアーティストを捨てるという趣旨ではまったくありません。
HYBEも、アーティストが誤解した内容のように決定し、指示をしなかったという事実を明確に確認し、常識的にも、ADORの筆頭株主であるHYBEがADOR唯一のアーティストを捨てるように決定し、指示する理由がないという点を伝えました。
会社はそれにもかかわらず、その表現に接し、驚き、不快だったはずのアーティストの気持ちを十分に理解しています。これに対し、当該のレポートが国会で公開された後、アーティストに説明と謝罪のための面談を提案しましたが、アーティスト側から面談を拒否したため、まずはメールを通じてでも、HYBEからの謝罪を伝えたことがあります。
その後も、HYBEはレポート内の一部の過激な表現について、アーティストが望むのであればいつでも直接お目にかかり、謝罪を伝えたいという意思を伝えてきました。一方、HYBEではすでに当該のレポートは直ちに作成が中断され、作成者は職責が解除されたという点を伝えてきました。
△ハニさんに“無視しろ”と言った他レーベルのマネージャーに対し、ADORが何の措置も執らず、問題を放置したという主張に関して
ADORはハニさんが最初に問題を提起したときから、当該のレーベルに強く抗議するため、当該のレーベルとHYBEに事実関係を確認し、客観的な根拠資料を確保しようと努力しました。。それでも、アーティスト側で問題視した状況が客観的な根拠資料として確認されなかった点は非常に残念なことです。このような過程をアーティストと両親に詳しく説明してきましたが、内容証明を通じて要求されたことにより、再度経緯を確認し、法律の検討を受けてお答えしました。
まず、上記の事案と関連して、ADORとHYBEが意図的に特定のCCTV(防犯カメラ)の場面を削除したのではないかという誤解があり、これを正す事実関係を説明します。
ADORはHYBEに、「無視しろ」発言が問題になった場面が保管処理されていない具体的な経緯を教えてほしいと要求し、HYBEから次のような点を確認されました。
保安チームは、CCTVの確認要請を受けた時点を基準に、保存されているCCTVの映像30日分と、両社アーティスト及び構成員の出入りの記録をすべて確認しました。当該のCCTVを直接確認した担当者は、両アーティストが挨拶する場面一度以外には、CCTV画面上で特異事項を発見できなかったため、当該場面だけを保存したことが把握されました。
さらに、関係法令に基づき、期限が切れたCCTVの映像は自動削除されておりますので、例外的に保管処理した部分を除いた他の部分は保存されていないものだということです。
ただし、アーティストの権利と名誉を守るため、当該のレーベルで発表した立場文によるアーティストに対する名誉毀損、HYBE側の証拠隠滅成立の可能性について外部の法務法人に検討を依頼しましたが、認められることは難しいという意見を受領しました。
上記のような状況を考慮すると、会社は当該のレーベル相手に法的措置を執ることは難しく、アーティストのイメージと保護のためにも適切ではないと判断しました。
ただ、アーティストの名誉回復の次元で、11月27日、アーティストの立場を支持し、当該のレーベルに相互尊重する態度を示すことを促す立場文を発表しました。
△HYBE PR構成員の不適切な発言に対し、ADORの措置を促す要請に関して
会社は、HYBE PRのメンバーの発言によってアーティストが感じた不快感と懸念について、改めて深い遺憾の意を表します。会社も同様に、HYBE PRに直ちに異議を申し立て、再発防止のための措置を要求するなど、合理的に必要な措置を執ってきました。
会社は7月、当該の構成員が所属する組織の最高責任者(役員)に事実関係の確認を促し、再発防止方案を要求し、当該の組織ではADOR取締役会に再発防止方案を伝達しました。ADORrは、上記の再発防止策を基に、取締役会レベルでの議論の後、HYBEにADOR及びアーティスト保護のための追加的な措置を執ることを強く要求しました。これに対し、HYBEは当該の構成員に対する注意措置など、要求事項をすべて受け入れたことを知らせました。
また、アーティストが内容証明を通じて当該の構成員に対して刑法上の名誉毀損告発措置を要請したので、外部の法務法人に名誉毀損の成立可能性に関する検討も依頼しましたが、名誉毀損が認められることは難しいという意見を受領しました。
一方、アーティストは、HYBE PR組織を通じてアーティストの広報業務を遂行することに対して懸念を表明し、ADORとHYBEの間に締結された支援サービスの関連契約を解除してほしいと要請しました。これは会社の経営判断に属するものであり、上記のような事実関係に照らして、業務支援サービスの契約解除が適法に認められることは難しいと見られ、業務の空白を防ぐための実務的な代案を用意するにも実質的に難しい状況です。
しかし、会社はアーティストの意見を尊重し、ADORの内部にアーティスト専門のマーケティングチームを新設する案を検討中です。
△練習生時代の写真、動画などが媒体を通じて無断で公開され、削除されなかったという主張に関して
会社もやはり、アーティストの練習生時代の写真や動画などが特定のメディアを通じて公開された点に対して深い遺憾を表します。会社は問題を認知した直後の7月23日から、HYBEのデジタルプラットフォーム関連組織を通じて動画に対する掲載中止措置を執り、当該のメディアに数回にわたり削除を強力に要請するなど、最善の努力を尽くしてきました。
これにとどまらず、最初の映像をコピーしてユーチューブなど国内外のプラットフォームに追加で掲載されるコンテンツを迅速に削除し、法的措置を執るための専門の法務法人を選任し、「take down(削除)」作業を担当する企業なども追加で雇用しました。今後もアーティストが懸念する資料を迅速に削除し、追加で拡散しないように最善の努力を尽くします。
また、会社はこのような事態が再発しないようにするため、最小の必須人員を除いてはアーティストのデビュー前の資料にアクセスできると見られる構成員の資料アクセス権限を調整するなど、必要な措置を執りました。
ただし、当該のメディアとアーティストが練習生契約を結んでいたレーベルに資料が流出した経緯を把握するためにも、公文書の発送及びメールを通じた要求など何度も積極的に努力しましたが、当該のメディアとレーベルで経緯を確認していただけませんでした。まだ流出の経緯が明確に確認されていない状況では、アーティストの肖像権侵害を理由にした訴訟だけが可能だと判断されますが、アーティストが肖像権侵害訴訟を進行しようとする場合、会社は必要な支援を最善を尽くして提供するでしょう。
△HYBEの“押し出し”によるNewJeansの被害を解決しろという要請に関して
※押し出し:芸能事務所とCD流通会社が中間販売業者にCDの一部分を“押し付けて”買わせる方式。その代わり、販売業者が購入したCDを売り切るまで事務所側はグループのファン向けサイン会、映像通話イベント(ヨントン)などを開くため、アーティスト側はより多忙となり、ファン側は複数のCDを購入せざるを得ない点が問題視されている。
アーティストが指す「押し出し」が具体的にどのような行為を指すのかは明確ではありませんが、4月頃に問題を提起した行為だとすれば、ADORは当時、HYBEから「音盤押し出し」が発生しなかったという点を確認された経緯があり、これをアーティスト及び両親にも伝達した経緯があります。
アーティストの懸念により、内容証明の受領後、HYBEに再度音盤を押し出す行為があったのかどうかを確認しましたが、同じ趣旨の回答を受けました。HYBEによると、2022年及び2023年にHYBE傘下レーベルのアルバム販売取引を全数調査し、調査の客観性を担保するため、外部の会計法人2カ所に依頼して検証を完了しました。むしろHYBEは「NewJeansも“押し出し”をすることを勧められた」という趣旨の発言により、アーティストを含むHYBE傘下レーベル所属歌手の成果が侮辱されている状況をどのように解決できるか悩んでおり、疑惑を解明するために可能なすべての努力を尽くすという立場を伝えてきました。
上記のようなHYBEの立場とは別に、アーティストの懸念のように成果の評価切り下げが起きないよう、より積極的に努力します。アーティスト専門のマーケティングチームの新設及びHYBE PRとの協業を通じた積極的な広報はもちろん、ADOR IR資料を通じてアーティストの成果に関する内容を積極的に知らせ、外部の専門業者に広報資料製作を依頼するなどの追加措置を執る予定です。
△Dolphiners Films(イルカ誘拐団)のシン・ウソク監督との紛争と、これによる既存の作業物が消える問題に関して
アーティストの大切な創作物は、ADORの大切な資産であり、このような創作物が消えてはならないという懸念は会社も深く共感します。しかし、既存の作業物が消えた問題は、会社が意図した状況ではないという点は明確に説明します。
アーティストはADORの経営陣交代後、シン・ウソク監督との間にあった一連の事件によって「バン・ヒスチャンネルの動画が消えた」と主張しましたが、9月にアーティストにすでに詳細に説明したように、ADORはDolphiners Filmsが制作したすべてのNewJeans関連動画に問題を提起したものではありません。
会社は主要広告主の問題提起により、「ETA Director's Cut」の公開中断要請だけをしており、ほかのNewJeansに関連したすべてのコンテンツに対する削除を要請したことがまったくありません。にもかかわらず、Dolphiners Films側はバン・ヒスチャンネルの動画をはじめとする一切の動画を、会社との協議なく一方的に削除しました。
Dolphiners Filmsとのミュージックビデオ撮影用役契約上、Dolphiners Filmsが撮影映像をアップロードする際は、事前にADORの書面同意を受けなければなりませんが、Dolphiners Filmsが当該の映像と関連してADORの書面同意を受けたという事実がまったく確認されませんでした。Dolphiners Films側と何度も協議を試みましたが、Dolphiners Films側が協議を一方的に拒否しました。
アーティストとの専属契約によると、会社はアーティストの芸能活動や著作権などを第三者が侵害・妨害した場合、必要な措置を執らなければならない義務を負います。会社がDolphiners Filmsに要請した事項は、これに伴う適合した権限を行使したことです。
アーティスト側では、会社がDolphiners Filmsに提起した民事・刑事訴訟をすべて取り下げるよう要請してきました。しかし、会社は協力会社が一切の協議を拒否し、アーティストと関連した知識財産権の利用に対する適法な契約上の手続きを守らないことを発見しても、知識財産権の侵害行為を知らないふりを黙認したり、幇助したりすることはできませんでした。
Dolphiners Films側が「ETA Director's Cut」と関連して用役契約違反事実を認め、ADOR及びADOR役員陣に対する中傷を中断し、アーティストと関連した知識財産権を今後侵害しないと約束すれば、会社でも訴訟を維持する理由がなく、追加の協業もいくらでも議論できるでしょう。そのほかの協力会社とも、アーティストの成功的な芸能活動のために変わらない協力関係を維持できるよう最善を尽くします。
△NewJeansのカラーを守り、NewJeansの活動を保障するために必要なすべての措置を執ってほしいという要請に関して
アーティストが固有のカラーを守りながら成功的な芸能活動を遂行することは、私たちの重要な目標の一つであり、当然、私たちはその目標の達成のために最善を尽くしています。
会社はミン・ヒジン前代表取締役とともにしようとするアーティストの意見を尊重し、ミン・ヒジン前代表取締役が社内取締役を再任できるようにHYBEを説得し、ミン・ヒジン前代表取締役にアーティストのプロデュースを担当する内容の業務委任契約を提案したことがあります。
また、国内ファンミーティング、フルアルバムのリリース、ワールドツアーなど2025年の活動計画を樹立し、アーティストの音楽制作を担当してきた株式会社Beasts And NativesにもフルアルバムのためのA&Rとコンセプト企画を要請し、ミーティングを提案した状況です。これをアーティストと議論しようとしましたが、拒否し続けている状況が会社としては非常に残念です。
BELIFT LABの企画案コピーの主張と関連して、問題を提起した企画案はADORが作成した資料ではなく、最初にコピーの主張をしたミン・ヒジン前代表取締役側に根拠資料を要請したが提供しないなど、協力ができていない状況で、自主確保した資料だけを基に事実関係の確認及び判断をするのに困難があるのが事実です。
会社はこのように、具体的で客観的な根拠資料なしに下手にコピーを主張することが、アーティストのイメージにも否定的な影響を及ぼす恐れがあると見て、アーティストが大衆の前で自分のカラーをハッキリと見せる活動をしながら、肯定的で固有なイメージを構築するよう支援することがより重要だと判断しています。
△ミン・ヒジン前代表取締役を代表に復帰してほしいという要請に関して
アーティスト側では8月の代表取締役交代以降、継続的にミン・ヒジン前取締役を代表取締役に復帰させてほしいという要請をしてきましたが、すでに何度も明らかにしたように、特定の人物の代表取締役の維持は、ADOR取締役会の経営判断の領域です。
ADOR取締役会ではアーティストの意思を尊重し、これについて何度か議論をしましたが、現在の状況でミン・ヒジン前代表取締役が代表取締役に復帰することは難しいという判断をしました。最近の裁判所の仮処分却下決定もやはり、ADOR代表取締役の選任は、ADOR取締役たちが忠実義務と善管注意義務により、独立的に決定する経営判断事項なので、HYBEがADOR取締役たちに対してその選任と関連した業務執行の指示をすることはできないと判断しました。
このような仮処分却下決定の意味については、すでに何度もアーティストと両親に説明したことがあります。
また、専属契約はアーティストとADORの間で、アーティストの芸能活動のために締結された契約です。ADORが専属契約が終了するまで、特定の人物を代表取締役に維持させなければならないということは専属契約の内容に含まれておらず、締結当時に前提されていない事実です。
アーティストが本件の内容証明でお話しいただいた音楽制作、ステージ構想、練習などの音楽活動は、ほとんどが「経営」ではなく「制作」に関連した内容ですので、会社は「制作」に限ってはアーティストが希望する方向に夢を広げられるよう、そしてアーティストの意思を最大限尊重し、ミンヒジン前代表取締役が引き続きプロデュースを担当できるよう、最善の努力を尽くしていました。
しかし、会社は11月20日、ミン・ヒジン前代表取締役の言論立場文を通じて、業務委任契約に関する協議の拒絶を一方的に知らされました。にもかかわらず、アーティスト側から本件の内容証明を通じて再度要求されたことにより、ミン・ヒジン前代表取締役にNewJeansのためにプロデュースを引き受けてほしいと要請しましたが、再び拒絶の意思を知らされました。
会社はアーティストの意思を尊重し、制作総括プロデューサーとしてミン・ヒジン前代表取締役とともにしようと最善の努力を尽くしましたが、残念ながらこれは会社の意志だけで可能なことではありませんでした。しかし、会社は芸能事務所として、アーティストの今後の活動のための計画を準備しています。
アーティストが固有のカラーを守り、やりたい音楽とステージを実現していけるように支援できる新しいプロデューサーを渉外中であり、一部から肯定的なフィードバックを受けました。このような準備状況に関しては、アーティストが望むのであればいつでも会って説明し、アーティストが望む方向性に関するフィードバックを聞きます。
アーティストが今回要求した事項の一部は、多少抽象的であったり、広範囲であり、弊社の権限や業務範囲を超える事項も相当ありましたが、会社はアーティストの要求事項に対してできる最善の措置を執りました。
アーティストが今回要求した事項について、これまで私たちが対外的に沈黙したり、最大限自制するしかなかったのは、アーティストのイメージを守るためでした。
私たちはこのような対話を公論化するよりは、別途に虚心坦懐に議論することがより効果的で、アーティストのイメージ及び評判管理や利益にも適していると信じているので、何度も要請した通り、ADOR及び役職員たちと直接対面し、疎通することを真剣に考慮してほしいです。
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開しながら電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
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