韓国芸能界の“不倫カップル”、映画監督のホン・サンス(64)と女優キム・ミニ(42)にトロフィーが追加された。
11月25日、ホン・サンス監督の32作目の長編映画『スユチョン』(原題、英題『BY THE STREAM』)の海外配給を担当したファインカットによると、同作は第62回ヒホン国際映画祭(スペイン)で最優秀作品賞、主演女優賞(キム・ミニ)を受賞したという。
『スユチョン』は、演劇祭が行われる女子美大で起きたスキャンダルを描いた作品。講師のジョンイム(演者キム・ミニ)が、俳優・演出家の叔父チュ・シオン(演者クォン・ヘヒョ)に演劇を演出してほしいと頼んだことで物語が展開される。
キム・ミニとホン・サンス監督は2016年に熱愛説、不倫疑惑が浮上。ホン・サンス監督に家庭があるにもかかわらず、2015年に公開された『正しい日 間違えた日』を通じて知り合い、恋人関係に発展したという。その翌年、公に「お互いを愛している」と不倫を認め、9年もの間、「不倫カップル」として過ごしている。
ホン・サンス監督は2016年11月、ソウル家庭裁判所に1985年に結婚した妻と離婚するとして離婚調停を申し入れたが、離婚を望まないという立場の妻によって決裂。その後、2016年12月に離婚訴訟を提起したが、裁判所が棄却した。そのため妻とは未だに離婚が成立していない状態だ。
ホン・サンス監督作品だけでした演技をしないキム・ミニ。今回の『スユチョン』ではヒロインを演じただけでなく、製作室長として恋人ホン・サンス監督を助けたりもした。
ただ、不倫カップルということで韓国国内での視線は冷ややかだが、海外でのキャリアは着々と積み上げられている。キム・ミニはホン・サンス監督の『夜の浜辺でひとり』(17)では、第67回ベルリン国際映画祭の銀熊賞主演女優賞を受賞し、2020年には『ニューヨークタイムズ』紙の「21世紀の偉大な俳優25人」に選ばれている。
『スユチョン』でもすでにトロフィーを受賞している。今年8月の第77回ロカルノ映画祭(スイス)では、キム・ミニが最優秀演技賞を与えられた。当時、受賞者として自身の名前が呼ばれたキム・ミニは、ホン・サンス監督の手をぎゅっと握ったあとに表彰台に上がっていた。
キム・ミニは当時、「こんなに美しい映画を作ってくれたホン・サンス監督、私はあなたの映画をとても愛しています。ともに作業させてくれてとても感謝している」と堂々と愛情を口にしていた。その後、席に戻ってからは照れくさそうにホン・サンス監督の手を再び握り、もたれかかったりもした。
(記事提供=OSEN)
■【写真】ホン・サンス監督と“不倫状態”にある女優キム・ミニ、「他の」作品で見られる日は来るのか
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