プロ野球ファンで知られる韓国の女性ユーチューバーが、他球団を「ヤクザ集団」と表現したことを謝罪した。
去る10月14日、YouTubeチャンネル「NewJams」ではウェブコンテンツ『ディープ談話』最新エピソードが公開された。動画は韓国プロ野球KBOリーグをテーマに、ゲストのパネラーがさまざまな話をして盛り上がった。
そんななか、ロッテ・ジャイアンツのファンとして知られるダイエット系の女性ユーチューバーillzuata（本名キム・ジュヨン）は、LGツインズやロッテ、KIAタイガースなどの話が出ると、「ハンファは打ってくれない」とハンファの低迷に言及した。
実際、ハンファは今シーズンを10球団中8位で終え、ポストシーズン進出を逃している。
ハンファに対するillzuataの発言はその後も止まらず、「ヤクザ集団のようだ」「閉鎖的な組織文化」など批判的なコメントを続けた。
ただ、同動画が公開された後、コメント欄とプロ野球ファンのコミュニティは「illzuataの発言が不適切だ」という反応であふれた。
騒動が大きくなると、「NewJams」側はユーチューブのコミュニティを通じて「NewJamsは該当動画の3分頃、ハンファの文化に対して不適切な単語を含む発言及び、ハンファのファンの方々を含む関係者の方々に関する誤った発言を送り出した事実がある」とし、「制作陣として編集過程でより細かくチェックしなければならなかったが、判断錯誤によって結果的に多くの方々に失望感と不快感を与えてしまった」と謝罪した。
また、同動画を非公開とし、削除したことも明らかにし、「今回の件で傷ついたハンファのファンの方々及びハンファの選手、関係者の方々にお詫び申し上げる」と伝えた。
問題発言をしたillzuata本人も謝罪した。
illzuataは15日、自身のSNSを通じて「最近の私は野球バラエティから始球式まで、自分がユーチューバーの中では野球界で何かになったかのように、とても傲慢で横柄な状態だったと思う」とし、「よく知ってもいないのに他球団を侮辱し、嘲笑の対象とした私の言動に対し、心より頭を下げて謝罪申し上げる」と伝えた。
また、「野球バラエティで好んでくださったハンファ対ロッテの構図を、まったく別のフォーマットであるコンテンツでよく知らないままレベルの低い言動をした」とし、「私がハンファ財団の北一女子高校に通っていた時期に、隣の学校だった北一高校が敬礼をしていて先生たちが怖かった記憶と、正しくない情報の記憶が合わさり、そのような暴言が出てしまったと思う。ハンファ財団とハンファ財団所属のすべての方々に心より謝罪申し上げる」と説明した。
それとともに、「ユーチューバーという職業に就く前にも、他人に被害や傷を与えないように生きてきたと思う。ただ、今回の件でそのような私の信念が壊れてしまった。私自身が恥ずかしく、傷ついたすべての方々に申し訳ない気持ちしかない」とし、「野球コンテンツをするには、すべての球団に対する私の知識が足りないのでもうしない。もう一度お詫び申し上げる」と付け加えた。
なお、illzuataは1993年11月生まれの30歳。元々はコメディアンとして活動していたが、2019年よりユーチューブで動画投稿を始め、現在はダイエット系ユーチューバーとして人気を博している。チャンネル登録者数は約66万人だ。
また、前出の通りロッテ・ジャイアンツのファンであることから、今年7月12日にはロッテの本拠地・社稷（サジク）野球場で行われたKTウィズ戦で始球式を務めたことがある。
（記事提供＝OSEN）
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