日本でも高い人気を誇る韓国映画・ドラマにおいて、若手にも負けない人気を誇るベテラン俳優たち。若手には無い渋さと色気、作品に圧倒的なリアリティを与える存在感で観る者を魅了している。
今回はそんな“渋オジ”たちが大暴れする、2024年後半の絶対に見逃せない韓国エンタメを紹介する。
今年も残り数カ月…。熱く渋い男たちの生き様を見て気持ちを奮い立たせたい!そんなアナタには是非、映画館に足を運び俳優たちの大活躍と色気を浴びることをおススメしたい。
近年、40代以上のベテラン俳優たちが大活躍の韓国。そんな韓国で今年、世界的大ヒット作『THE FIRST SLAM DUNK』をも制し、メガヒットを記録した作品が誕生したことをご存知だろうか。
そのメガヒット作とは、日本で11月15日(金)より公開となる『対外秘』である。
1992年の釜山を舞台に、正義を信じる政治家、闇の権力者、最凶ヤクザが国をも揺るがす〈極秘文書〉を巡り、裏切り、共謀、大乱闘、何でもアリの下剋上バトルが繰り広げられる本作。
国と国民に尽くす政治家・ヘウンは、国会議員選挙への立候補を決意。ところが、陰で国をも動かす黒幕のスンテが公認候補を自分の言いなりになる男に変える。虫けらのように踏みつぶされ、弱小政治家に成り下がったヘウンは、リベンジを果たすべく国を揺るがす〈極秘文書〉を手に入れ、ヤクザのピルドと手を組み無所属で出馬。地元の人々からの絶大な人気を誇るヘウンは支持率1位を獲得するが、スンテが戦慄の逆襲を仕掛ける。だが、この選挙は、壮絶な権力闘争の始まりに過ぎなかった…。
政治家・ヘウン役には韓国映画界のトップに立つ、『工作 黒金星と呼ばれた男』のチョ・ジヌン。本作で正義の政治家が徐々に狂気と暴力に囚われていく変貌ぶりを演じ韓国版『ジョーカー』の誕生と話題になっている。
そして闇の権力者・スンテ役には『KCIA 南山の部長たち』のイ・ソンミン、最凶ヤクザ・ピルド役に『犯罪都市 PUNISHMENT』のキム・ムヨルがキャスティングされ、監督は『悪人伝』で世界を震撼させたイ・ウォンテ。韓国を代表する3大俳優の緊迫感MAXの攻防劇と絶対に予測できない結末へと観る者を突き落とす、息もできない驚愕のサスペンスが満を持して日本に上陸する
『対外秘』で最凶ヤクザ・ピルドを演じるキム・ムヨルが、“マブリー”の愛称で日本でも人気のマ・ドンソクと肉弾戦を繰り広げる『犯罪都市』シリーズの第4弾『犯罪都市 PUNISHMENT』(9月27日公開)にも注目だ。
前作『犯罪都市 NO WAY OUT』では、日本のヤクザを一掃した怪物刑事マ・ソクト。拳ひとつで悪党たちを撃ち破るワンパンチアクションはシリーズを追うごとに進化!マ・ドンソクと『対外秘』イ・ウィンテ監督の出世作でもある『悪人伝』(2019)では刑事役だったキム・ムヨルを悪役に起用した今作は、最強ワンパンチアクションがさらなる進化を遂げている。シリーズ史上最高にキレた怒りの拳が国境を越え、国際オンラインカジノ組織の殲滅に動き出す。溜まったストレスを吹き飛ばしたい人は必見だ。
“渋オジ”の活躍はスクリーンにとどまらない。2021年にNetflixで配信されると、社会現象を巻き起こした大ヒットディストピアドラマ『イカゲーム』。待望のシーズン2が12月26日より世界独占配信されることが発表され、最終章となるシーズン3も2025年に配信されることが決定した。
シーズン1では、イ・ジョンジェ演じる主人公・ギフンをはじめ、様々な事情を抱えたプレイヤーたちが賞金を懸けた“デスゲーム”に挑み、“負けたら即死”という容赦ないルールの中でのサバイバルゲームと濃密な人間ドラマが世界中を夢中にさせた。
さらに、イ・ジョンジェは本作でこれまでのスタイリッシュなイメージを覆す自堕落な中年男を演じ「第74回エミー賞」でアジア人初の主演男優賞を受賞!新シーズンでは、ギフンがいよいよ“デスゲーム”の真の黒幕に迫っていく。俳優生活30年を迎えながらも進化し続けるイ・ジョンジェのさらなる飛躍を見届けたい。
最後は今年の“韓国No.1大ヒットスリラー”となった『破墓 パミョ』(10月18日公開)を挙げる。
墓地を見る風水師、お祓いを行なう巫堂(ムーダン)、改葬を仕切る葬儀師、祈祷を捧げる巫堂。「先祖の墓の場所が悪い」と裕福な家族から依頼を受けた4人は墓を掘り起こし、お祓いと改葬を同時に行なうが、掘り返した墓には恐ろしい秘密が隠されていた…。
風水師サンドク役は『オールド・ボーイ』で一世を風靡した演技派俳優チェ・ミンシク。御年62歳を迎えてもスクリーンから向けられる眼光の鋭さは健在!果たして放たれた悪霊とどんな戦いを繰り広げるのか?
アツい演技から滲み出る渋みと色気、あなたの1年をより一層濃くすること間違いなし!気になる一本を見つけて是非スクリーンで堪能してみてほしい。
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