ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)が所属事務所ADORの親会社HYBE内での出来事について暴露をしたなかで、とあるファンが雇用労働部に捜査を依頼した。
9月12日、NewJeansファンというA氏はオンラインコミュニティを通じて「普段からNewJeansを応援するファンとして、昨日の暴露映像を見て怒りを抑えることができなかった」と話を切り出した。
続けて「HYBE内でのNewJeansのいじめ疑惑について、実質的な真実が明らかにされる必要があるとの判断から、国民申聞鼓を通じて労働基準法の専属捜査権を持つ雇用労働部に捜査依頼をしたことを知らせる」と明らかにした。
「国民申聞鼓」とは、オンライン民願処理システムのことで、政府に対するあらゆる民願や提案、行政審判を申請できる窓口だ。
A氏は実際に国民申聞鼓に申請したキャプチャ画像まで公開し、「午前中に雇用労働部ソウル西部支庁(HYBE本社の所在地管轄)に割り当てられると予想しており、今後の進行状況も共有する予定だ」と付け加えた。
先立って9月11日、NewJeansのメンバー5人はYouTubeを通じて緊急生配信を行った。
彼女たちは約30分間の配信を通じて、所属事務所ADORのミン・ヒジン前代表と親会社HYBEの葛藤について明確に立場を示した。9月25日までにミン・ヒジン前代表を代表に復帰させるよう要請したのだ。
また、HYBEに対して「ただ非人間的な会社に見える。私たちがこのような会社を見て、何を学ぶのか」と痛烈に批判したりもした。
特にハニは、HYBE内の他グループのマネージャーから無視されたと主張。ヘアメイクを受けるためにHYBE本社の4階の廊下で待機中、他のグループの担当マネージャーが通り過ぎた際に挨拶をしたが、「そのマネージャーが私の前で『無視しろ』と言った。なぜ私がそんな扱いを受けなければならないのか、今でも理解できない。本当に信じられないと思った」と明かした。
ハニの話を聞いて衝撃を受けたミンジは「想像もできないことが起きたのに、そのマネージャーは謝罪どころか、過ちを認めることすらしなかった。守ってくれる人もいないなかで、いじめを受けるのではないかと当然心配になる」と打ち明けた。
これについてA氏は「NewJeansメンバーのハニとミンジによるいじめの暴露が事実であれば、会社側は労働基準法第76条の2(職場内のいじめの禁止)、第76条の3(職場内のいじめ発生時の措置)に違反する可能性がある」とし、「NewJeansのHYBE内におけるいじめ暴露事件を徹底的に捜査し、違法行為が発見された場合、関係者が厳しく処罰されるよう強く求める」と付け加えた。
なおHYBE側は現在まで、特別な立場を示していない状況だ。
■削除されたNewJeansの“緊急告発配信”、HYBEへの不信は最高潮に
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