電動スクーターの飲酒運転で物議を醸したBTS・SUGAだが、ほかの問題でも非難が殺到している。
韓国メディア『スポーツ京郷(キョンヒャン)』は8月21日、兵務庁が分任長の特別休暇を暫定中断したと報道した。
最近、社会服務関連のオンラインコミュニティには、「SUGAのせいで分任長の特別休暇が消えた」という文が相次いで投稿されている。
社会服務要員とは、兵役判定検査で「4級(補充役)」の判定を受けた人が現役兵の代替として公的機関で勤務する制度のこと。区役所や福祉施設などに所属し、現役兵と違って自宅から配属先に通う。
そして社会服務要員は社会服務研修センターで4泊5日間の教育を受けるのだが、その際、志願者を分任長に選出する。これは現役服務の分隊長のような役割で、職責を研修期間中に完遂した場合、表彰状と特別休暇が与えられる。SUGAはこの分任長を担当したという。
にもかかわらず、SUGAは真面目に参加しなかったという暴露が出た。
社会服務要員として服務しているというA氏は、昨年11月にSUGAとともに服務基本教育を受けた当時、SUGAは分任長だったが授業にきちんと参加していなかったと明かした。
その後、SUGAの服務怠慢疑惑を調査してほしいとの請願も出され、追加の請願も提起された。
追加の請願を提起した人物は「SUGAの飲酒運転は“不誠実な職務態度”から生じた結果であり、兵務庁は服務機関のCCTV(監視カメラ)を確認して、実際の服務実態を調査する必要がある」と声を上げた。
また、「その他の兵役法に基づき、社会服務要員として服務中の“服務機関の服務管理実態”と“SUGAの服務管理実態”を徹底的に調査し、違法事項が発見された場合、捜査機関に告発するなど厳重に措置してほしい」と強く促した。
その請願はソウル地方兵務庁に配分され、関連調査が続けられる見込みだ。以前に提起されたSUGAの勤務怠慢の請願も同じ場所に配分され、調査に着手したことが確認されたという。
今回の分任長の休暇取消は、SUGAへの苦情などで公平性に対する問題が指摘された影響だと見られている。そのためオンラインコミュニティなどには現在、休暇中断への不満が溢れている状態だ。
なおSUGAは8月6日23時10分頃、電動スクーターに乗ってソウル龍山(ヨンサン)の歩道を走り、自宅の正門前で転倒した。警察は飲酒の経緯や飲酒量などを詳しく調べるため、近く取り調べを行う予定だ。
◇SUGA プロフィール
1993年3月9日生まれ。本名ミン・ユンギ。2010年に所属事務所Big Hitエンターテインメント(現HYBE)が開催した「HIT IT AUDITION」で2位合格し、練習生に。2013年6月にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではリードラッパーを担当しており、BTSの一員として活躍する傍らで、高い作詞・作曲・編曲の実力を持つ音楽プロデューサーとしても人気を集めている。
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