ラッパーSan E(39、本名チョン・サン)が通行人への暴行で立件されたなか、過去の問題が再注目されている。
San Eは7月28日夜、ソウル麻浦(マポ)区のある公園で通行人A氏に「自転車をちゃんと引いて行け」などと話し、携帯電話で暴行した容疑を受けている。
これにより、A氏は目の付近を負傷、歯の一部が損傷したという。また、San Eの父親もA氏と彼の知人に暴行した疑いを受けている。
当時、通報を受けて駆け付けた警察は、基礎調査を終えたあと、San EやA氏などを帰宅させた。その後、San Eを呼んで一度取り調べを行い、暴行の疑いがあると見て17日に立件し、正式捜査を進めている。
ただ、A氏も暴行の容疑で立件されていることから、警察は必要に応じて追加調査を進める方針だ。
San Eは事件発生から3週間、沈黙を破って法律代理人の法務法人クァンヤを通じて謝罪。「被害者に直接会って許しを得たい」と述べている。
今回暴行事件で注目を集めたSan Eだが、彼はこれまで何度も問題を起こしていることで知られる。
2018年には梨水(イス)駅付近で起きた、複数の男女が絡んだ暴行事件に関する映像を自身のSNSに掲載し、二次加害ではないかと非難を受けた。また、その後、新曲『FEMINIST』をリリースし、コンサートで「ここに来た『Womad』『Megalia』(いずれも韓国のフェミニズム系ウェブサイト)の君たちに一言言いたいのは、I Do not give a fuxx、『Womad』No、フェミニスト No、お前らは精神病」と言い放ったことで再び物議を醸した。
また現在は、San Eが代表を務めるフェイムアス・エンターテインメントに所属していた歌手BE'Oの未払い金を巡って、BE'Oの現所属事務所Big Planet Made(BPM)エンターテインメントと法的争いの渦中でもある。
BPMはSan EがBE'Oの精算金をまともに支給しなかったと主張し、San EはBPMの音源収益ロイヤリティ支給を問題視するなど、両者はSNSでドロ沼暴露合戦を続けている。
公私ともにトラブルが絶えないSan E。ファンも疲労度が増していくばかりだ。
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