BTSのメンバー、JIMINが新ソロアルバム『MUSE』で米ビルボードのメインチャートで存在感を示し、ソロアーティストとしての底力を表わした。
アメリカの音楽専門メディア『ビルボード』が発表した最新チャート(8月3日付)によると、JIMINの『MUSE』はメインアルバムチャート「ビルボード200」で2位を記録した。同アルバムは「トップアルバムセールス」(2位)、「トップカレントアルバムセールス」(2位)など、その他のチャートでも上位圏に入った。
また、タイトル曲『Who』はメインシングルチャート「HOT100」14位をはじめ、「グローバル200」「グローバル(アメリカ除外)」「デジタルソングセールス」で1位を記録した。
特に「グローバル(アメリカ除外)」では1位に輝いた『Who』を含め、アルバムに収録された7曲すべてがチャートインした。「グローバル200」にはタイトル曲の他にも、収録曲『Smeraldo Garden Marching Band (feat. Loco)』(60位)、『Be Mine』(123位)、『Slow Dance(feat. Sofia Carson)』(159位)、『Rebirth(Intro)』(187位)が順位圏に入った。
今回の成績は、“ソロアーティストJIMIN”の存在感を証明する結果となった。
彼は2023年にリリースした初ソロアルバム『FACE』に続き、連続で「ビルボード200」の上位にチャートインし、個人曲基準で通算6曲を「HOT100」に載せた。「デジタルソングセールス」チャートでは、歴代最多1位(6回)を記録したK-POPソロアーティストとなった。
所属事務所BIGHIT MUSICは「アーティストの真心と手を抜かない地道さがあったからこそ、このような成果が可能だった」と伝えた。
先立ってJIMINは、新譜について詳しくレビューする動画「交換アルバムMMM(Mini & Moni Music)-Jimin」を通じて、アルバムを準備しながらボーカルを基礎から学びなおしたという秘話を明かした。BTSとして最高のキャリアを記録したが、さらに成長するための努力がうかがえる。
『MUSE』を一緒に作ったプロデューサーのPdoggは「JIMINはいつも努力する姿勢が魅力的なアーティストだ。このような努力があったからこそ(『MUSE』で)さらに成長した彼の音楽旅程を確認することができる」と語っている。
さらに強力になったパフォーマンスは、世界の音楽市場を襲ったJIMINの底力のひとつだ。
実際に7月23日、米NBCの人気トークショー『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』で放映された『Who』パフォーマンス映像は、多くの国や地域のYouTube人気急上昇動画の上位にランクインした。
その話題性は各種音源チャートで『Who』の順位上昇を導いた。Spotifyの「デイリートップソンググローバル」で7日連続(7月23~29日付)1位を守っている。
タイトル曲『Who』は、会ったことのない誰かを懐かしむ切ない状況と混乱した感情をビートにのせて歌った曲だ。曲が持つ独特の感性は、「代わりのいないパフォーマー」と呼ばれるJIMINだからこそ、表現可能だった。
アメリカの音楽専門メディア『Consequence of Sound』は、『Who』のステージについて「JIMINは最初から最後まで強力な振り付けを消化しながらも、強烈で自信のあるボーカルを誇った」と評価した。
兵役中であるからこそ、さらにJIMINのスゴさが伝わる2ndソロアルバムとなっている。
(記事提供=OSEN)
◇JIMIN プロフィール
1995年10月13日生まれ。韓国・釜山広域市出身。本名パク・ジミン。ダンスの実力が高く評価され、釜山芸術高等学校舞踊科に首席で入学した。高校2年生の頃に現在の所属事務所Big Hitエンターテインメントのオーディションを通じて練習生に抜擢され、ソウルへ上京した。その後、転校した韓国芸術高等学校では偶然にも同じBTSメンバーのVとクラスメイトに。BTSとして2013年にデビューし、グループ内ではリードボーカルとメインダンサーを担当。兵役のため2023年12月に入隊し、除隊日は2025年6月11日を予定している。
前へ
次へ