最近、カフェのマネージャーとして就職したと報じられた女優キム・セロンが、3カ月ぶりに近況を伝えた。
キム・セロンは7月17日、自身のインスタグラムを更新。コメントはなく、1枚の写真を投稿した。公開された写真には、船で海釣りを楽しむキム・セロンの様子が収められていた。
釣りが趣味で有名なキム・セロンは、2019年放送のバラエティ番組『私だけを信じてついてきて都市漁師』（原題、チャンネルA）で、釣りの実力を披露して「釣り女帝」「釣り女神」と呼ばれたりもした。
そんなキム・セロンだが、7月2日にはソウルのあるカフェに正社員として就職したという便りが伝えられた。カウンター業務はもちろん、カフェ全般を管理するマネージャーの役割をしているという。この“就職説”に関してキム・セロンの側近は、本サイト提携メディア『OSEN』に、「キム・セロンは俳優活動中にバリスタの資格を取った」と話すも、「しかし、カフェに正社員として就職したということは知らない」と明らかにした。
かつては天才子役として一世を風靡し、カンヌ国際映画祭に韓国俳優史上最年少で招待された彼女に就職説が囁かれるきっかけとなったのは、飲酒運転事故だ。
先立ってキム・セロンは2022年5月、ソウルで飲酒運転をし、ガードレール、街路樹、変圧器に衝突する事故を起こした。警察に捕まったキム・セロンは飲酒測定の代わりに採血を要求。その結果、免許取り消し水準の0.08%を越える0.2%が測定された。
同年6月、警察はキム・セロンを飲酒運転、事故後の未措置の容疑で送検。検察は6カ月後に不拘束起訴処分を決定し、以降の公判で罰金2000万ウォン（約230万円）を宣告された。
その後も虚言、衛生問題など、芸能活動の自粛期間も“問題児ぶり”が度々話題になっているキム・セロンだが、人気俳優キム・スヒョンとの“親密”なツーショット写真をSNSに突如投稿し、多くの人々を困惑させたりもした。
そんななか、4月には演劇『トンチミ』で復帰するという情報を『OSEN』が単独報道（2024年4月17日付）で報じたが、翌18日にはポスターからキム・セロンの姿が消えることに。これについて劇団関係者は『OSEN』に「キム・セロンは演劇で復帰するために共演俳優たちとミーティングも行うなど努力していた。しかし、復帰のニュースが伝えられたあと、否定的な世論が形成されたことで意識せずにはいられなかった。結局、開幕を控えて最終的に降板を決めた」と伝えた。
飲酒運転事故から2年が経ったキム・セロンだが、定期的に問題を起こすだけでなく、本当に反省しているのかわからない態度で世間の反感を買っている。演劇での復帰が不発に終わると、「上司に謝る方法」、「XX大変なのにもうやめてくれませんか？必ず言いたいこと」という映像を投稿、削除し、またしても論難になった。
このような紆余曲折を経て、カフェに正社員として就職したというニュースが伝えられたキム・セロンだが、芸能界引退を宣言したわけではない。彼女の側近は、「過去の論難を反省し、日常回復に集中している」として、自粛後の復帰を念頭に置いていると伝えた。だが、真面目に反省しているとは思えない態度を取ってきただけに、当面は難しそうだ。
（記事提供＝OSEN）
◇キム・セロン プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ：詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛している。
■【写真】キム・セロン、キム・スヒョンとの“密着写真”を投稿。なぜ？
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