ドラマ『ソンジェ背負って走れ』で爆発的な関心を集めた俳優ビョン・ウソクの人気に傷をつける人がいる。
私生活を追いかけるサセンファンと警護員たちだ。
ビョン・ウソクは7月12日、ファンミーティングのために仁川(インチョン)国際空港を通じて香港に出国したのだが、この過程で問題が発生した。警護員の保護が行き過ぎだと指摘するファンの目撃談だ。
警護員の過剰保護に関する論争は、とあるネットユーザーが公開したが「お母さんと旅行に行こうと空港に来て座っているが、ソンジェが入ってくる確率は?」という文が発端となった。
併せて公開された映像では、ビョン・ウソクが警護員のエスコートを受けながら空港のラウンジに入る様子が収められている。
ビョン・ウソクは帽子とマスクを着用していたが、190cm超の身長で警護員を引き連れて登場したため、目立たざるを得なかった。一部の空港利用客はビョン・ウソクであることを知り、スマートフォンで写真を撮ったりもした。
しかし、彼に接触をしたり、無理に写真撮影を頼んだりはしなかった。ファンは遠くからビョン・ウソクを眺めたり写真を撮ったりしたが、警護員が突然フラッシュを浴びせた。
これを巡り、警護員の過剰警護という議論が起こった。ビョン・ウソク本人の過ちではないが、公共の場所であるラウンジで休息を取っていた搭乗客に、フラッシュを放ったという点で指摘を受けている。
ビョン・ウソクの人気に傷をつける人はほかにもいる。あらゆる仕事を追いかけてくるサセンファンたちだ。空港はもちろん、自宅までファンが訪れるファンに所属事務所は控えるよう直接要請したが、その状況は今も続いている。
ビョン・ウソクの所属事務所であるVAROエンターテインメントは去る5月、ファンカフェを通じて「最近続いているアーティストのスケジュール現場訪問に関して、お願いの言葉を伝える。アーティストの活動時に人波で秩序が崩れ、安全が憂慮される状況が発生している」とし、「アーティストの保護とともに、より成熟したファンダム文化形成のために案内の言葉を申し上げる」とした。
続いて、「公開された日程以外の非公式スケジュール現場への訪問は控えてほしい。公式スケジュールでアーティストに密着する行動、直接手紙とプレゼントを渡す行動なども事故が憂慮されるので、すべての行動を自制してほしい」と頼んでいた。
このほかにも、スケジュールが終了後にアーティストの車を追いかけたり、居住地をはじめとする私的な空間に無断で訪問して撮影する行為についても言及し、アーティストのプライバシー保護を守ってほしいと強調した。もし守られなければ、「厳重な法的措置を取る考えだ」と明らかにした。
しかし、このような警告にもかかわらず、ファンの行動はエスカレートしている状況。6月の台湾ファンミーティングでは現地で車を予約、ビョン・ウソクが泊まるホテルの部屋を探そうと躍起になった。
当時、台湾メディアの『自由時報』は「一部のサセンファンはビョン・ウソクを見るため、一日に10台余りを越える車を予約しただけではなく、ビョン・ウソクが泊まるホテルまで借りて階ごとにエレベーターを一つずつ押したりもした」と報道。
なお、ビョン・ウソクは『ソンジェ背負って走れ』で全盛期を迎え、国内外問わず多くのスケジュールを消化している。だが、彼のスケジュールと休息を妨害するサセンファンをはじめ、過剰警護で一般人にまで被害を与えた警護員と、トラブルも比例して起きているのが実情だ。
(記事提供=OSEN)
◇ビョン・ウソク プロフィール
1991年10月31日生まれ。身長189cmと韓国俳優の中でも高い身長を活かし、2014年にモデルとしてデビュー。2016年のドラマ『ディア・マイ・フレンズ』で俳優デビューを果たすと、『みんなの恋愛』『コッパダン~恋する仲人~』『青春の記録』『花が咲けば、月を想い』『力の強い女 カン・ナムスン』などに出演し、『ソンジェ背負って走れ』でブレイクした。5歳上の姉も元モデルとして活躍。ボーイズグループRIIZEのファンで推しはアントンだと公言しており、2SHOTを自身のインスタグラムで公開して話題になった。
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