俳優のキム・ソンミンが突然この世を去って8年が過ぎた。
キム・ソンミンさんは2016年6月26日、ソウルのある病院で脳死判定を受けて息を引き取った。享年43歳。
当時、現場に駆け付けた瑞草(ソチョ)消防署によると、故人は自宅のトイレで意識を失った状態で発見され、病院に緊急搬送されたという。
彼の死因は、夫婦喧嘩のあとに行った“極端な選択”だった。多くの目を覚ましてほしいという声も虚しく、脳死状態のまま2016年6月26日に死亡宣告を受けた。
1973年生まれのキム・ソンミンさんは、1995年に劇団「星座」に入団して俳優の道を歩み始め、ドラマ『ストーリー・オブ・マーメイド』(02)、『ファンタスティック・カップル』(06)などで多くの愛を受けた。
その一方で、2010年には覚せい剤の密搬入容疑で緊急逮捕されたことも。懲役2年6カ月、執行猶予4年、社会奉仕120時間、薬物治療講義などを宣告され、KBS、MBCでは出演禁止にもなった。
その後、2012年にドラマ『私たち結婚できるかな?』で復帰。翌年には年上の歯科医師女性と結婚するなど、着実に復帰の道を歩んでいるかに思われた。
しかし、2015年3月、再び違法薬物使用の容疑で検挙され、懲役10カ月の実刑を言い渡された。2016年1月に出所するも、年を越すことができずにこの世を去った。
キム・ソンミンさんは生前に臓器提供を約束していたため、死亡後には家族の同意を得て臓器移植を行うことが決定された。腎臓、肝臓、角膜などの寄贈手続きが行われ、5人の患者の生命を救っている。
(記事提供=OSEN)
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