ガールズグループNewJeansの新曲が、所属事務所の内輪揉めのなかでもアルバムチャート1位に輝いた。
【比較画像】ILLITとNewJeans、どれだけ似ているのか
5月25日、韓国音楽チャート「HANTEOチャート」によると、NewJeansが5月24日発表したダブルシングル『How Sweet』は発売当日に81万1843枚も売れ、デイリーアルバムチャートのトップに立った。
「HANTEOチャート」は、「このような推移なら、彼女たちの4番目の達成が無難に期待される」と明らかにしている。
『How Sweet』は、これまで爽やかなサウンドで愛されてきたNewJeansが初めて披露するHIPHOP曲だ。Y2Kファッションのメンバーたちの変身も目立つ。
ただ、音源部門では予想より低調な成績を収めた。『How Sweet』は5月26日10時時点では、Melon「トップ100」チャートで2位。1位を獲得したaespaの勢いをなかなか打ち消せずにいる。
グローバルチャートのSpotifyでも発売当日、「デイリートップソング」に118位にランクイン。昨年の楽曲は発売直後から長期間にわたって1位に位置付けていたことと比較すると、多少停滞している感も否めない。
先立って4月27日に公開した先行公開曲『Bubble Gum』は、たった一日で1100万の再生回数を記録していた。この曲は現在、再生回数3949万を記録し、チャートでも上位を守っている。
NewJeansのこのような善戦は、親企業のHYBEと所属会社のADORの葛藤の中で成し遂げた成果であるだけに、さらに目を引く。
5月21日にはソウル景福宮・興礼門広場で開かれた『2024 KBS KOREA ON STAGE-NEW GENERATION』に出演。明るいエネルギーを披露し、熱い反応を得た。
また、NewJeansは5月、高麗大学校を皮切りに計7つの大学祭の舞台に立つ。デビュー後、40代以上のX世代から大きな愛を受けた彼女たちは、大学祭出演の収益金を全額寄付し、主要ファン層ではなく20代との接点も増やしていく方針だ。
NewJeansは善戦しているが、HYBEとADORは依然として激しい対立を続けている。特に双方は、ミン・ヒジンADOR代表が申請した議決権行使禁止仮処分決定を控え、激しい嘆願書競争を繰り広げている。
NewJeansのファン1万人は5月24日、ソウル中央地裁第50民事部に嘆願書を出した。ファンは嘆願書で、ミン代表のADOR代表取締役の地位が維持されることを希望するという趣旨を盛り込んだ。
NewJeansのミュージックビデオを製作したシン・ウソク監督、ウェブトゥーン作家兼ユーチューバーの「チムチャクマン」ことイ・マルニョン(イ・ビョンゴン)も参加。このほかにも、NewJeansと仕事をしたことがある監督、フォトグラファー、韓国国内外のスタッフなどがミン代表を支持する嘆願書を出したと伝えられた。
ミン代表の代表取締役解任を推進中のHYBEも、音楽界の人々の嘆願書を提出した。パン・シヒョクHYBE議長はもちろん、BTSのプロデューサーであるPdogg、SEVENTEENを発掘したハン・ソンスPLEDISエンターテインメントMP(マスタープロフェッショナル)、LE SSERAFIMを生み出したソ・ソンジンSOURCE MUSIC代表などが嘆願書を出したという。
なお、ADOA臨時株主総会は5月31日に予定されている。仮処分申請の結果は臨時株主総会以前に出てくる展望だ。
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